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ヨッシーは、来年度から理学系の資格を取る為の専門学校に通う予定で、
先月まで学校選びのために、オープンキャンパスに行ったりしていた。
正直言えば、この一年、時間だけはたっぷりあるのだから、
必死で勉強し直して専門学校ではなく、大学を受験してほしかったんだけど、
本人にその気はまるで無し。
一般教科の勉強には、とうとう興味を持てなかったということか。
しかし、今の基礎学力が落ちている状態で、難しそうな勉強が、理解できるのだろうか?
私はその辺りが本当に不安で仕方ないのだけれど、本人は至って楽観的。

「カリキュラムを見ても専門的な事と実習がほとんどだし、スポーツ心理とか身体能力系の学科は大学で好きな教科だったから、割と真面目に勉強してたし、下地があるから大丈夫!」
とか・・・
割と、ね・・・
お母さんは心配です。


専門学校の入学試験は、はっきり言って難しくは無い、と言うかむしろカンタン!
AO入試で受ければ、学科試験を行っている学校はほほゼロに近い。
受験資格も、その学校のオープンキャンパスか説明会に参加していればOKだし、
試験は面接と、やって簡単な作文ってとこがほとんど。

ただ、落とし穴はある。
入学してからが超過密で忙しく、相当強い意志を持って臨まないと続かないらしい。
逆に言えば、充実した日々を過ごせるので学生冥利に尽きるという事でもあるが。


以前に聞きに行った別の学校では、
机にICレコーダーを置いて録音しながら授業を受け、
帰宅してから、もう一度録音を聞きなおして復習していかないと、着いて行けないとか。
実習も、実際の病院や施設に2~3ヶ月通い、実務をインターンとして学ぶので、
学生だからという甘えや無責任な考えは許されない。
解剖実習なども行うので、繊細な女の子などは精神的に辛くなり学校に来れなくなってしまう子も居るとか。

ヨッシーの場合は、どちらかと言うと、机上の勉強より実習ベースの方が好きで、
高校・大学と実習の単元は積極的に授業を受けていたようなので、
実習面はあまり心配することは無いかなとは思うんだけど、
暗記ベースの授業だよなぁ。心配なのは。



さて、そんなヨッシー。
今月初めに学校を決めて、先日一次面接を受けて来た。
ヨッシーが言うには、
その学校には、オープンキャンパスや公開授業に数回参加して、
先生やスタッフ、在校生とも話しをして、結構顔なじみになっているし、
『その感じで面接も受ければ全く問題ないよ』って言われているので、
心配は要らないと。
特に自分は面接の達人(笑)だから、今回もカンタンにクリアしてくるから。と。

前にも書いたように、実際のところ専門学校のAOなら、
そんなに心配する必要はないのだろうと、私も思っていた。
面接には、イッチョウラのスーツを着て行くしかないので、
ズボンの折り目が付いてないんじゃないかとか、黒い靴下は持っているんだろうかとか、
むしろ、そんなことばかり気にしていたくらいだった。

とは言っても油断大敵、面接当日の朝に、
『ハキハキとカツゼツ良く、相手の目を見て落ち着いて話すように!ガンバレ!』
とメールだけ入れておいた。

帰りにウチに寄ると言っていたので、晩ご飯を用意して待っていたら、
電話がかかってきて、
「これから行くから・・・」
と、その声の元気の無いこと!
「ちょ、何?失敗したの?どうしたの?」
「ぅえ?あぁ、まあね、何かヘンチクリンなオッサンだったんだよ、面接官がぁ~」

またそれかい!

「オープンキャンパスでは、みんなウエルカムな雰囲気でさー、ニコニコしてたくせにさー、
あんなオッサン、出てこなかったんだよ、そん時は。
何なんだよ、あのオッサンよー、ムカつくわーーー」

電話で話してると、こっちもムカムカしてくるので、
とにかく早くこっちに来るように言って切った。



ツーブロの髪を下ろして、スーツに黒ぶち眼鏡で現れたヨッシーは、
見た目は真面目そうに見えたし、見た目はたぶん問題無いだろう。

って事は、面接での受け答えか?

まず、何を聞かれたのか?って尋ねると、
「いきなり、自己紹介してくれっていうんだよ?それと、何でここの学校を選んだのかって。
この資格を取ってその仕事に就きたいと思った理由と、そもそもこれは仕事か、とか。それから、ウチの学校の特徴を言ってくれとか。そんなことは全部エントリーシートに書いて出してるし、何で今更?オマエ読んでねぇのかって言いそうになったし。だいたい理学療法が何かとか、それを習う為にこの学校に入るんだろうが!学校の特徴とか、そんなんはそっちが説明することじゃねぇのかよって。マジありえねぇー!」
と。

私は、ヨッシーのアホな言い分を聞いて、マジありえねぇーと言いたくなった。
だって、これは学校の入学試験の面接。
自己紹介、志望動機なんて、
いくらエントリーシートに書いたとは言っても、改めて聞かれるのは当たり前。
仕事内容も、もちろん専門的な事は学校に入ってから学ぶとしても、、
目指そうと思った時点で自分なりに調べようと思えば、幾らでも知ることはできる。
インターネットでも本でも。
学校の特徴を聞かれたのは、たぶん、どれだけ真面目に説明会に出席していたか、
パンフレットやHPを読んで来たか、そういう部分を知りたいからだろう。
つまり、全てごくごく当たり前なオーソドックスな質問ばっかりじゃん?

「あーーーーそう言われると、そーーーかもーーーーーー」

それぞれの質問にどう答えたのかを聞いてみると、
まあまあそれなりには答えられてるようなので、大丈夫じゃないの?と言うと、

「でもさーー、オレが話すたびに、そのオッサン、フンとか鼻で笑うんだぜ?どんだけ感じ悪いんだよマジむかつく!しまいに、他の学校とかも、見たんですか?とか言うから、はぁ、まあ。って言ったら、あんまり見に行ってないなら見た方がいいんじゃないですか?とか言うんだよ?こっちはAOで受けてるんだっつーの!AOって事は専願ってことじゃん!他の学校見に行けって言うか?マジ、イミフ!あ"ーーーーーも"ーーーーーーーームカつくーーーーーあのジジィーーーーーーーーー」

まあ、そこはちょっと変だけど、まさかそんなイラついた態度してないよね?
まず、入室する時にはノックして、一礼して、着席促されてから座る、手は膝の上、背もたれにはもたれないで姿勢良く座る、相手の目を見て、ハキハキと答える・・・

「ぅわ!やっべーー!そっかぁ~そうだよなぁ~面接試験ってそんなふうにやるんだったよなぁ~~オレ、バイトの面接みたいにメッチャ軽いノリでうけちったよーーーやらかしたーーー」

な、何?軽いノリ?

「だーかーらーー、ノックなんてしてないし、片手でブワーって開け放しで入ったし、椅子があったから勝手に座ったし、思いっ切りもたれてたしーーーー礼は、『あ、どうも』みたいな感じ?そんな感じで、部屋出る時も、『じゃ』みたいな?・・・あ""ーーーーーーーやらかしたーーーーー落ちたーーーーーーー完全落ちたぁーーーーーー終わったーーーーーーー」

ホント、マジ有り得ないよ、アンタ。
そもそも面接官はそこの先生なんだからね?
プライド高い、医療系の先生なんだよ?
そんな人を相手に、アンタって奴は自分のそんな態度を棚に上げて、面接中に先生のことをオッサン呼ばわりしてムカついてて、まさか貧乏ゆすりとかしてないだろうね?

「え?いや、それは、してないと、、、たぶん。。。。それに、さすがにオッサンって声に出しては言ってはないよ」

当たり前じゃ、アホ!
面接官に向かって、オッサン何言っちゃってんの?とか言った時点で即アウトだよ!
だいたい、バイトの面接でもそんなだったら受からないし。
面接のセオリーから全て外れた内容だったんじゃん?
そりゃ、先生も鼻で笑うわ。

「終~わった終わった♪終わったな、そう思うでしょ、おっ母さんも落ちたと思うでしょ?」

いつになく妙に落ち込むヨッシー。
これ以上、ここでグチグチ言っても仕方ない。
とにかく一週間以内に連絡が来るらしいので、待つしかないよねと言うと、

「落ちたら、どうしよ。放浪の旅にでも出るか。ひえぇ~マジやらかした。礼か、そうだよな、そう言えば昔そんな練習したよな、あれって高校受ける時だっけ。そんな昔の事覚えてねぇーー、やらかしたーーーー終わったーーーー蒸発する、オレ蒸発すっから」







やらかしたヨッシー。
が、先日お蔭様で一次面接通過の連絡を貰った。
オッサン呼ばわりしてるような奴でも良いんですか?と、密告するべきかどうか迷ったが、
一応ヨッシーにしては珍しく後悔していたようだったので、容赦してやることにした。
ひとまず、放浪の旅はお預けとなったのだった。
めでたしめでたし。





・・・ちゅうか、ちっとも、めでたくないわ!
いい加減、こんなん勘弁してくれ!
こんな低レベルな事でハラハラさせんといてくれ!



「二次面接は、心入れ替えて頑張ります」
と言っているが、ホンマかいな。
せめて次回の面接官は、優しいタイプのオッサンが登場しますように・・・
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夫の母から電話がかかってきた。
ヨッシーがひょっこり顔を出したのだそうだ。
「電話もメールもしてこないで、いきなり来たのよ~面白い子だわよねぇ(笑)」
普通の人間なら事前にアポを取ってから来るのが当たり前だけど、
ヨッシーの場合は、きっと、留守かもなんて考えもしなかったんだろう(苦笑)。
少なくともおじいちゃんかおばあちゃんのどちらかは絶対に家に居るという自信を持って訪ねたに違いない。
ちなみにその自信ってのはもちろん、私達の仲間内では有名なアノ『根拠の無い自信』なんだけどね。


「だって、前持って連絡してから行ったらつまらないじゃん。
 それに、だいたい居るに決まってるし(←やっぱり!)、
 特におじいちゃんとか絶対居るに決まってるし(←決まってません!)。
 なのに、おばあちゃん、『あれ~まぁ~誰かと思ったらぁ~いきなりどうしたの?
 何で来たの?誰も居なかったらどうしてたの?』って、
 ずーっとそればっかり言うからさぁ、居なかったら帰ればいいだけじゃん
 って言ったら、『帰るって、また駅までバスで?』とか。
 ってか、ソコそんなに重要?ひたすら『留守だったらどうしてたの?』って
 そればっか言ってんの(苦笑)。
 だって居るに決まってんじゃんね?(←いぃぃや、決まってません!)」


ヨッシーは、バイトの面接がおじいちゃんの家の方であったらしく、
近くまで来たついでに寄ったらしい。


だけど義母は、理由は何であっても自分達の事を思い出して顔を見せてくれたことを、とても喜んでいた。
「孫も、大きくなっっちゃうとなかなか会いになんて来てくれないって、皆言ってるものね。
でも、よっくんはずぅ~っと小さい頃と変わらないわよね。
何で急に来たの?って言ったら(←やっぱり理由は重要・笑)、
『おばあちゃん達、元気かなぁって思ってさ』って言うのよ!
嬉しいわよねぇ、そんな大人みたいな事言えるようになったなんて~(←え?ソコ?笑)」

そんな義母はその後も、ヨッシーの事をいっぱい褒めてくれた。

「大学行ってた時は、顔もブツブツだらけで汚かった(←お義母さん、言いすぎです!)けど、
今はすごく綺麗になってお肌ツルツルだったわよ。
やっぱりストレスあったのかしらね…可哀相だったわね。
髪ものばして、ホラ今風って言うの?ちょっと染めてね、いい感じよね?
あんまりマッチャッチャはやらしいけど、あのくらいならいいわよ。
前は坊主だったし、あーれーはーどうしようもなかったものね(←言いたい放題・笑)、
よっくん坊主は全然似合わなかったもんね(←言っちゃいましたネ!)」

義母の話はまだまだ続く。

「服も、コギレイなの着てたわよ。
お洒落な格好して、まるでモデルみたいだねぇって言ったら
『そんなことないよぉ~全部ユニクロだよ~』だって。
ユニクロで十分だわよね(←そ、そうですねっ・汗)
あ、そうそう、財布を見せてくれたわよ、お給料で買ったんだぁって。
本当に嬉しそうに言うから、偉いねって褒めたら、
電気代もガス代も水道代も払わなきゃならないし、光熱費とかを引いた分で買わなきゃならないから、大変なんだよぉ~だって。
けなげに、ヤリクリしているみたいだから、帰り際にちょっと握らせてやったの(←あ、ヤツの目的はそれだったんですよっ!お義母さん・汗)
月末だし、きっと給料日前だったんだね?」

あ、いえ…あの、アイツの給料日は15日なので、まだ半月しか経ってないと…

「あら?そうなの?15日なの?それじゃ、まだ貰ったばかりって感じよね。
あら~15日だったのぉ。
てっきり月末払いなのかと思ってたわ…(←やっちゃいましたね・苦笑)」

と、プチ後悔した義母だったが、
それでもヨッシーから自分の部屋の様子や自炊して作った料理の写メを見せて貰ったり、バイト先の仕事の話や中学の時の友達と初めてお酒を飲みに行った時の事など、
二時間ほどいっぱい話して聞かせてくれたんだと、本当に喜んでいた。

「いろんな事を経験して、あの子もだいぶ大人になったわよ。心配することないわね」

義母に、ヨッシーの事をこんなに褒めてもらったのは初めてじゃないかな(涙)。

ありがとうございます。
ヨッシーに、おばあちゃんが褒めてたよって伝えておきますねって言ったら、

「うん、言っておいて。よっくん、人とちゃんと会話ができるようになったねって」

・・・そ、ソコ?(苦笑)



























今春から一人暮らしをしているヨッシーが、久しぶりにウチにやって来た。
いやに髪がツンツンと立ってると思ったら
地元の床屋に寄ってきたらしい。
「やっぱ、カットは行き慣れた店の方がいいからさ」
大学では坊主強制だったので
美容院はもちろん床屋にも行かずに済んでたからね。

来年から通う予定の専門学校のAO入試エントリーが始まり
そろそろ本気で志望動機などを記入する書類を作らなければならない。
先日も二回目のオープンキャンパスに参加して来たヨッシー。
毎度の事ながら目立つ長身を生かし
「もうバッチリ覚えてもらった」
と勝ち誇ったように言っていた。
既に志望動機などを含め、いろんな事を話したそうだが
「面談の時に今の話を、もう一度そのまましてくれればOKだよ」
と言われたとのこと。
そしてまた、次回の公開授業にも誘われたんだって。

「オレって、面談のウケがいいんだよね~ふふふーん♪」

第一印象が良いのは何よりだけど、
それだけで終わらないようにしてよねっ
それにしても専門学校の入試は気楽でいいわ。
同じ受験生でも、タケピは大変だもんなぁ。
だけど、油断大敵。
エントリーシートはちゃんと書いて提出しなきゃね。
真剣に取り組んでよ!



そして今日はもう一つ、ちょっと野暮用があっての来宅だった。

ヨッシーは190センチの長身で、
つい先日までは、一応アスリートのハシクレだったので、
そこそこの筋肉もあり、頭も小さいので、
親が言うのも何だが、結構プロポーションはイケテいる。
「この間、バイトの仲間が測ったら8頭身じゃん!ってビビッてた(笑)」
というくらい、素材を問わなければモデル体型なわけだ。

何でそんな事を書いたかっていうとね、
一ヶ月ほど前、夫の妹が、
「よ っくん、応募してみたら?」
と、現在某雑誌で専属モデルを募集しているって教えてくれた。
夫は
「アイツがぁ~?それは、ねぇだろぉ~?」
って言ったけど、私はちょっと面白いじゃん!って。
そでれ、一応冗談半分にヨッシーに言ってみたら、
「へぇ~おもしろそ(←母親譲り?)するする、応募するっ!」
と、予想以上にノリノリな反応(汗)
そーだよねっ、何がどうなるかなんて誰にもわからない!
ダメ元で応募だけしてみる?ってことになった。

それで、今日はその応募写真を撮る為にやって来たのだった。
そう、床屋にまで行って(笑)

何度も言うと逆に期待しているみたいだけど、
ホントにダメ元で出してみようと思います。
ただ、タケピはすっごい期待している(笑)
「モデルになったら、ローラとかに会える?ローラのサイン貰ってきてよ~」
タケピは、ローラちゃんのファンなんですね~ウフフ。

ってことで結果は、万が一上手く行ったらここに発表することにしよう。


余談なんだけど、
昨日の夜のスポーツニュースに、野球の松坂選手が出ていて、
何だか他人のような気がしないなあと思って見ていたんだけど、
ヨッシー、ちょっと松坂に似てるような・・・
夫に言ってみたら、
「認めたくないけど・・・似てるよな(苦笑)」
って言ってた。

松坂もプロポーションはいいだろうけど、
・・・モデルタイプじゃ無い、よなぁ~ダハハ。


















5歳のヨッシー、ご満悦。

ブログと言うものを始めるキッカケ・・・
それは、やはり我が子との関わりで日々起こる数々の出来事に対して、
自分の気持ちを吐き出す場所が欲しかったからだ。
特に、当時ちょうど一番難しい年頃の中学生だったヨッシーのとのバトルや、
ヨッシーへの愚痴
(´Д`|||) ドヨーン
時には悪口(;^_^A アセアセ
そしてたくさんの笑い話など、毎日毎日綴ったものだ。
 
そのヨッシー。
本日、成人式。
誕生日は二月なので実際はまだ19歳なんだけど、
式に出席することで『大人』だということを自覚してくれるといいな。
 
成人式は地元で出席するから、やはり小学校・中学校のくくりで集まるようだ。
ヨッシーは、中学を校区外の学校に入学したので、
小学校と中学校の両方からお誘いのメールが来たようだが、中学の方に参加することにした。
現在もメールのやり取りをしたり、自分が帰省している時にカラオケに行ったりはしている中学の友達は2~3名いるけど、予定が合わなかったり相手も地元を離れていたりする親友とは、
今日、卒業以来の再会となる。
 
「オレ、どう見えるかな。中学時代のオレは友達以外のヤツラに対しては最悪だったからなぁ~ちょっとはイイ感じに思ってもらえるかな・・・」
 
そういうふうに、自分の印象を気にするようになった事自体、
ヨッシーは大きく成長したってことじゃない?
 
「いや、べ、別に気にしてるわけじゃないけどさー 今回会って次いつ会うかわからないヤツラに、わざわざ悪い印象持ってもらうのはヤじゃん?それだけだよ」
 
そーそー。
そういう考え方が、成長したってことだよ。
ちょっと前までのヨッシーは、誰にどう思われようと関係無くね?的な事言ってたもん。
 
「ふふ~ん。だね。さすが、おっ母さん、オレの事何でそんなよく覚えてるの?」
 
それが、母親なのであるよ。
 
 
 
 
 
 
スーツをビシッと着て、
おじいちゃんから譲ってもらった高価な腕時計をはめて、
革靴の靴紐をキュッと結んで。
 
忘れ物無い?招待状は?財布は?携帯は?
 
「あ、財布」
 
ヨッシー恒例の、出掛ける間際のドタバタ。
友達との約束の時間が刻々と近づいているのだけれど、
どうしても
式に出掛ける前に写真を撮りたい。
大急ぎでマンションのエントランスへ引っ張っていった。
じっくりと撮影したかったが時間も気になるので、
手早く撮ろうとシャンよ立つように言うのだが、
単に照れ臭いのか、それともいつものおチャラけなのか、
ヘンテコなポーズを取ったり、ハタマタ軍隊のような立ち方をしたり・・・(苦笑)
時間無いんだかから、真面目にしろっちゅうの!
 
一眼レフで撮って、ヨッシーの携帯で撮って、私のアイフォンで撮って・・・
そんな事をしていたら、いよいよ約束の時間に間に合わなくなりそうだったので、そのまま車で送っていった。
 
「やっぱり、オレって、時間ギリギリだね~ デヘ」
 
 
 
 
ところで、夫は?
ヨッシーが、まだリビングでバタバタしていても一向に起きてこなかった。
「息子の晴れ姿、見ねーの?おっ父さん!」
と、ヨッシー自身が起こしに行く始末(苦笑)。
父親なんて、そんなモンなのかな。
まあ、これが振袖姿の娘だったりするとまた違うのかもしれないけど。
 
ヨッシーを待ち合わせ場所まで送り届けて帰ってくると、やっぱり夫は二度寝していた。
弟のタケちゃんは、塾があるので起きてこそいたけど、アニキの見送りには間に合わず。
男同士なんて、やっぱりそんなモンか。
 
とりあえず時間通りにヨッシーを送り出して一安心。
私はコーヒーをいれて、去年の暮れの大掃除の時にたまたまパラリと出てきた一枚の写真を改めて見た。
5歳の頃のヨッシー。
たくさんのミニカーをテーブル一面に並べ、ピースサインでご満悦の一枚。

あらから15年か~

いろいろな事があったなぁ・・・

5歳のヨッシーを見ていると、記憶がどんどん巻き戻していった。

すると、

涙が止まらなくなってしまったよ。





 
夫やタケちゃんが、いつもの休日の朝と変わらずノソノソしていて良かった。
 
 
 
 
 
昨年は、いや、十代は波乱万丈だったヨッシー。
二十代の新生ヨッシーを応援すべく、今日の成人の日を祝いたいと思う。



















 



ヨッシーは、暮れの25日から30日まで部活の合宿で、沖縄に行っていた。
大晦日に後片付けなどもしてから解散になる。
「で、オレいつ帰ればいい?o(^o^)o ワクワク」
と、電話してきたのは12月の半ば。
「今回の年末年始の帰省はあきらめて、12月から始めたバイトするのが賢明なのでは?」
と言うと、
「そうか・・そうだね。年末年始は時給も上がるし、そうしようかな」
と、勤労学生に徹するようなことを言っていた。
 
でも、しばらく経つとまた、
「で、オレはいつ帰ればいいの?」
と、電話が。出たね、リセット男。
「だーかーらーーー、バイトするんじゃないの?」
「ぅえ?マジで?マジで言ってんの?エーー?マジでぇ~?o(´д`)oァーゥー」
 
へ?逆にマジじゃなかったんですか?
でもまあ、やっぱりお正月は帰って来たいのかなぁ。
地元の友達にも会いたいだろうし。
 
「ところで、年明けは何日に戻らなきゃならないの?」
と訊くと、
「えーっと…5日には病院行かなきゃならないから…」
「な、何?病院って!どうしたん?(←思わず京都弁になる私)もしかしてまた胸・・・」
「ぇへ、折れた。ポリポリ (・・*)ゞ」
「お、折れたって、マジで?どこ!どこ折れたん?足?足折れたん?」
「手、手…?というか、腕?というか小指?手首?あぁ、まあそんなとこ(*´σー`)エヘヘ」
「ああああもうわからん!とにかく足じゃないのね?」
「うん、手方面」
「ああもう、折れたのは手なんだね?また、こけたの?」
「うん、まあ、転んだ、走ってて」
「じゃあまた、ズル剥けか?」
「あ、それは平気。走ってって、自転車じゃなくてジョギング中だから。滑って転んだ、」
「滑ってって…マジで?でもまあ自転車でこけたんじゃないのね(←何気に機材を心配している私)」
「そ。朝練でさー、道凍ってるっちゅうのに。走るとか、ムカつくし(*`Д´*)ノ"彡」
「だいたいそれって、いつの話なのよ?」
「え?それは、かれこれ二週間くらい前・・・(*v.v)。ハズイ。。。。 」
「それじゃあ、アンタの弟が疲労骨折したとか言ってた頃じゃん!」
「ね(*゚ー゚)>奇遇だね、お父さんのブログ読んでビビッタし」
「な、なにをノンキなことを!もうスグ合宿なのに、大丈夫なの?」
「ああ、ダイジョブダイジョブ♪(*'-^)-☆普通に自転車乗ってっから。」
 
実は、タケちゃんも12月の初め頃、左足の甲が痛いというので、
レントゲンを撮ってもらったら疲労骨折と診断され、10日間ほどギブスをして練習を休んでいた。
それを夫が自分のブログに書いたとたん、そう言えばその時珍しくヨッシーから電話がかかってきたのだった。
「アイツ、骨折したんだって?マジで?( ̄ー ̄)ニヤリッ」
と、あまりにも嬉しそうに言うものだから、
「アンタね、人の不幸を・・・ヾ(。`Д´。)ノ 感じワルッ!あの子は、練習し過ぎなんだってば。疲労だから、疲労!」
と一喝すると、
「ハーーーーン(´Д`) =з」
とか、ノー天気な返事をしていたけど、そん時自分も骨折してたってことじゃん。しかもタケちゃんよりも重症だし。
ハーーーンじゃないじゃん。
 
タケちゃんは全治一週間から10日と言われたけど、
ヨッシーは全治ガッツリ三週間。
その三週間目に当たるのが、年明けの1月5日らしく、再度レントゲンを撮ってギブスが取れるかどうかの診断が下されるのだそうだ。
 
骨折の話が長くなってしまったけど、
そんな訳で、5日午後には寮にもどらなければならないので、
ってことは、帰省してもゆくっりなんてできないし、
やっぱりバイトしてた方が得策なのでは?と、もう一度言ってみたが、
「えぇぇ~?マジでぇ~?いやぁ~帰るっしょ?フツーに。正月は。えぇ?マジでぇ~?ヾ(~O~;)」
と、気付くと当初とはマ逆の、何が何でも絶対帰るモードに。
 
と言うわけで、まず年末に夫とタケちゃんと私は車で京都に帰省し、年を越し、
元旦の夜岐阜に寄ってヨッシーをピックアップして自宅へ戻ることにした。
こうして、ヨッシーはめでたく二泊三日のU-cityショートステイを果たしたのだった。
そしてそして、ヨッシーの滞在時間は、とりあえずこのくらいなら、とりあえず家族四人、とりあえず平和に過ごせるってことも分かった、ヨッシーのショートステイだった。。。が、

「次は、もうちょいユゥ~ックリ帰って来たいねぇ(ー。ー)フゥ」

と、帰りの夜行バスに乗る時に呟いていたのを私は聞き逃さなかった。

マジでぇ~~?


スーツ姿は一人前の大人なんだけどねぇ・・・

受取人不明の手紙がウチに戻って来た。
差出人は、岐阜にいる自由人サルオ。
しかし、岐阜の寮ではなく、ウチの住所を書いていたので、こっちに戻って来た。
 
で、いったい誰に出した手紙だったかと言うと、
高校の部活の顧問の先生に宛てた物。
しかし、その住所が、どう言う訳だかサルオの住む寮になっているのだ。
岐阜県の住所を書いて先生の名前を書いて、
C県に住む先生にに届くわけなかろうが?
 
いったい、何を考えているんじゃ?
意味わからん。
コイツ、手紙の書き方知らんのとちゃうか?
いやいや、これは書き方以前の問題だよな・・・(-_-;ウーン
 
消印を見ると、サルオは5日に投函している。
郵便屋さんは、それからというもの岐阜に住むE原さんという人をひたすら探してくれていて、
結局見つからなかった(当然です)ので、手紙は差出人の住所であるウチに戻って来たことになる。
 
待てよ?
5日に出したということは、その前日、ヤツは国体予選でこっちに戻っていたから、
翌日岐阜に戻った直後に手紙を書いて投函したってことになる。
予選会場では、久しぶりにE原先生と会うことができ、
いろいろ話もできたと喜んでいたが、
ってことは、そのお礼の手紙ということか?
ほほぅ~アイツもそういう大人なことができるようになったってことか (-_☆) グッ!!
 
ん?
 
しかし・・・
 
しかし、だ。
 
それにしては、宛名の字が余りにも雑ではないか?
元々キレイな字を書けるわけじゃないけど、
もう少し、丁寧に書けるだろが?
いやいやいや、書くべきなんじゃないのか?
 
それに、この住所。
先生の宛名に岐阜、岐阜に居るはずの自分の住所は実家・・・
ここんとこが、ワシは、どーーーーーしても、引っ掛かるがじゃぁ。
 
で、即刻サルオに手紙の写メを添付してメールした。
そしたら、よっぽど慌てたんだろう、いつもならなかなか返事を寄越さないくせに、
折り返しスグに電話が掛かって来た。
 
「何でぇぇぇぇ~~~~???????????????
 何で、そっちに届いてるのぉぉぉ~~~??????????????????
 オレの住所にしておいたのにぃぃぃぃぃl~~~~~!!!!!!!!!!!!」
 
ううん、差出人のアンタの住所はこっちになってるもん、こっちに戻って来るでしょうよ。
オレの住所が書いてあるのは、先生の宛名の方だよ?
これじゃあ、絶対に先生には届かないってばよ (*~ρ~)ノ
 
「だーーーーーかーーーーーらーーーーーー、
 それでいいのっ!
 授業で、誰かお世話になった人に
 近況報告の手紙を書けとか言う訳わかんねぇ課題があったのっ!
 それで、しょうがねぇからE原先生宛てで書いたんだけど、最初っから出す気はないのっ!
 だから、先生の名前で住所を寮にして出したのっ!
 そしたら、こっちに送られてくるって計算だったのによぉーー!
 なのに、何でこっちに配達されねぇんだよっ!
 わっけわかんねぇぇぇぇぇ~~~~~」
 
だって、その住所にE原さんって人、住んでないんだもん、配達されるわけないじゃん(笑)
ってことは、この手紙はいらないってこと?
 
「そおぉぉ。捨てて!スグ、捨てて!中、見んなよ!そのままスグ、破って捨てて!
 アレ、アレで、グリグリ~ってやって!アレ、アレだよ!」
 
シュレッダー?
 
「そおぉぉ。それ!シュレシュレして、ダーーーってして!絶対中見んなよ!!」
 
そんなぁ~~~(長澤まさみ風に)
見るなー見るなーって言われたら、見たくなっちゃうじゃないですかぁ~~(;´д`)ノォィォィ・・・
 
「マジ、おーーいいぃぃぃぃ----マジ、止めて!ちっ!マジ最悪!!」
 
じゃあ、このままE原先生に転送してあげるよ。
高校に送ってもいいし・・
 
「ムリ!マジで、止めて!テキトーにしか書いてないんだって!
 もう、ホント、お願いします、止めてください!シュレってください!!」
 
ククク・・・超楽しい(笑)
わーーーったよ、先生に送り返すのはやめとくよ。
こっちで処分しとけばいいのね?
 
「そぉぉ!最初っからそう言ってんじゃん!マジ最悪!ハァ~俺、馬鹿だぁ~~」
 
まあ、そのドン臭いところが、まさにサルオ、あなたなのよ。
おわかり?ククク・・・
 
 
 
 
 
ところで、その手紙?
もちろん夫と、二人で回し読みさせていただきましたとも (≧∇≦)ノ ハーイ♪
 
でもね、内容は本人が言うほど変なものではなく、
このまま先生に出してもいいんじゃない?いいのにねぇ~って感じだった。
 
ただ、宛名以上に、中の手紙の字が汚くて殴り書きだったのと、
書き出しが、
《拝啓。蒸し暑い日が続いておりますが、先生方におかれましては変わりなくお過ごしのことととお喜び申し上げます》
と、かなり硬いのと、
途中から、気持ちがどんどんエスカレートして、監督へのバッシングになり、
寮がクソ暑いとか、いつも腹ペコだとか、
愚痴愚痴モード全開になってたのが気になったけど(笑)
 
しかし、大学で手紙を書く課題って・・・
いったい、どんな授業なんだ?
 
おふくろの味はパスタ・・・と言うので新作披露。大好評でした!

この先、破壊KINGサルオを乗せる機会は、そうそうないだろうと思っていたら、
早速その日がやって来てしまった。
そう、先日の国体予選で戻って来た時のことだ。
 
高速バスは、夜11時に最寄の駅に到着予定だったので、
私は当然迎えに行ってやろうと思っていたら、
夫が、
「そんなもん、歩いて帰ってこさせりゃいいんだ(`ε´メ)」
とか、了見の狭いこと言うから、
「あれ?行かないの?そーなんだ~じゃあ、私が小坊と二人で迎えに行ってやろうっと。
 リアルに見ないでいいの?ゴルちゃんを見たアイツの反応をヾ(~∇~;)」
と返すと、ハッとなった夫は即、前言撤回。
「しゃあないなぁ、行ってやっか~(○´3`)ノ」
 
実は、KINGには車を買い換えたことは一切話してなかった。
 
だから、当然レンジ君で迎えに来てくれるもんだと思っている。
そこに、New Car で現れたら、KINGはどんな面白い挙動を振りまいてくれるだろう?
考えただけでも、それを見逃す手は無いじゃない?
 
というわけで、
新しい自家用車(←死語・笑)で、
しかも家族総出でKINGをお迎えに行くことにした。
 
歩いて帰らせろとか言ってた夫が、
「しゃあないなぁ、俺が運転したろ」
と、運転席に乗り込み、
助手席はデッカイKING様のために空席にして、
私と小坊は後部座席に座った。
 
 
いよいよ待ち合わせのホテル前近付くと、長細いシルエットの物体が一体フラフラしている。
あれこそ、KINGに間違いない!
「あ、あの長いの、兄ちゃんじゃん?車に気付くかなぁ・・・ククク・・・」
「何も合図とか出さずに、前に着けてみ」
 
ホテルの前の道に車を横付けした。
KINGは、何気にヘロロ~ンとこっちを見て、
次の瞬間、ギョギョっとこっちを二度見、三度見して、
辺りをキョロキョロ見回して、
も一回こっちをガン見して、
ピョンピョンと飛び跳ねて車に近寄って来た(爆)
 
助手席側の窓を開けると、目をキラキラさせながら、
「ぅえ?えぇぇ?? 買い換えたの?レンジは?ぅほ!スゲ~!ゴルフじゃん!へぇぇぇl~」
と、言ってそのまま車の周りをノタノタ回り出した。
「お兄ちゃん、俺らのこと気付いてないんじゃん?」
と小坊。確かにね(笑)
 
荷物を路上に放ったらかしにしたまま、車の周りをグルグル回っているので、
私は辛抱堪らず、ドアを開けて外へ出ると、
「ヌオォ!!Σ(゚д゚;) び、びーーーーーくりしたぁーーーーー!!!!!!!!!」
と、雄叫びを上げられてしまった。
どうやら、小坊の言ったとおり、
KINGは本当に後部座席にまで神経が行ってなかったようだ。
「な、なに?なになに?皆で迎えに来てくれたの?おお!弟も乗ってるし!!
 よっ、久しぶり r(^ω^*)))テレマスナ・・・」
 
久しぶりに帰還されたKINGをお迎えに来たわけじゃなく、
KINGが車を見た時の馬鹿っぽい反応を生で見たいがために皆来たんだけどね。
十分来た甲斐あったから、真相はヒミツにしとこう(笑)
 
「そうだよ~久しぶりに帰って来るんだし、みんなで迎えに行ってあげようってね」
 
「お、あ、そ、そうなの?それは、それは、あざーっす!!
 ・・・って、ねえ、車変えたの?いきなり違う車で来るからビックリするじゃん!」
 
 
で、ここまでは、KINGは車にも触ってないし、外でウロウロしているだけで害は無い。
期待以上な反応を示したので、夫も大満足だった。
がしかし。
ここから、だ。
 
まず、ハッチを開けて、荷物を中に積み込まなければならない。
開ける為には、どうやっても車に触るわな。
アイツが触る=壊されるぅ~、傷がつくぅ~、って繋がってしまった夫。
すかさず、外に出て、
「あ”---あ”----寄るな触るな!俺が荷物積むから、そこで見とけ!」
と、全作業を自分でやっている(苦笑)
「ハ?何だし!(`ε´)」
と憤慨しながらも棒立ちで見ている、さすがKINGだ。
 
そして、いよいよKINGが車に乗り込む時には、
「あ”----あ”----そぅっと開けろよ、ドア!
 あ”----あ”----ソコ、踏むなよな!オイ、バッグは抱えて乗れよぉ!
 あ”----あ”----頼むから、そんな風にドシって座るな!ハァ・・・・」
と、独りで疲れている、夫 (笑)。
 
しかし、KINGはそんなお父さんの心中なんてこれっぽっちも気にしちゃいない。
だって、今度は車内のスィッチや内装を調べなきゃならないからね(苦笑)
「あ”---あ”---」
と叫んでいるお父さんを無視し、
コレ押したらどうなんの?
コレは?
お!テレビ付いてんだ!見れる?見れんの?
DVDも?ぅほ~
ナビか、へぇ~ナビだぁ~前のヤツの方が見やすくね?
本革シート?へぇぇ~いいじゃん、お洒落だねぇ~
 
・・・とお気楽モード全開だった。
 
 
 
破壊KINGも、今回の弾丸帰省では、
破壊に至るまでには時間が足りなかったようで、
自家用車ゴルは無傷で、KINGのお目通りを済ませることができた。
 
そして、心配性の夫も、「あ”ーあ”ー」言ってた割には、
KINGのはしゃぎっぷりに一応満足げであった。
今は保留・・・コレ、めっちゃ正しかったのです。
 
話半分。
イヤ、1/5くらいでいいや、アイツの発する言葉なんて( ̄ヘ ̄)
 
離れているから、顔が見えないから、
なかなか良い様には考えられない。
連絡をマメにして来ないのは今に始まったことじゃないんだけど、
半べそ声で電話切ったきり、その後パタッと音沙汰無くなってしまうと、
今頃ベッドで独りメソメソしているんじゃないか・・・とか、
練習にも身が入らず、どんどん凹んでいってるんじゃないか・・・とか、
まあ、そんなふうに悪い方悪い方へと考えは及んでしまう。
 
仕舞いには、ネットで 《アカハラ》 という言葉を調べたり。
イザと言う時は、どういう手段でどこに申し立ててればいいものかと。
散々気を揉んで、一時は口内炎が3つもできてしまった。
 
 

だけども、今回の一番のキツイ仕打ちは、
アイツの大きなミスに対するペナルティだったみたい。

なぁ~んだ、罰が与えられただけじゃん!
結局自分が悪かったんじゃんよ!
自業自得じゃんか!!
ム・カ・ツ・ク・わぁ~~~~~゛(`ヘ´#) ムッキー
 
 


それにしても、毎度のリセット上手。
今回もバリバリ健在で、
これがまた、ム・カ・ツ・ク・のぉぉぉ~~~~~ヾ(*`Д´*)ノ"
 

何も無かったかのように、ある日突然電話かかって来て、
 
「腹減った、メシ送って!ヘ(^-^ )ィ 」
 
あほかぁぁぁ~~~~~~!!!!!!!!!!
泣き言吐き出すだけ吐き出して、丸投げして、
途中経過報告もなく、
事後報告すらなく、
腹減っただぁ?
メシ送れだとぉ?
 
 
しかしそれが、サルオ。
未だに慣れないわ、お母さん。とほほε-(ーдー)ハァ
 
卒業式の帰りに寄った、メロンパンのお店。
ここのメロンパンは、度々サルオのエネルギー源となった。
 
「もうしばらく食べられないから、1コだけ買って!お願い!」
 
と頼み込むので、そうだね、お世話になったから挨拶がてら一つ買っておいでと。
 
メロンパン、岐阜に送ってあげようか?って言われたらしい(笑) 
 
「今日は自転車じゃないの?って言われた(笑)。おばちゃんに明日から大学で岐阜に行くんですって言ったら、あっら~お兄ちゃんまた遠いとこにぃ~ってビックリしてた。最後にココのメロンパン食べておこうと思ってって言ったら、喜んでたよ」
 
車の中から会釈すると、おばさんはニコニコ顔でてを振ってくれた。
今日も3時までお仕事頑張りました。
こんな不況なご時世に、残業大歓迎な職場、有難いッス。
今日は注文も4件も取れたし、そういう日はあんまり疲れないんだよね(≧ω≦)b
毎日こうだと、気分的にラクなのになぁ。
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

イマドキの証書は筒ではなく、ファイルに綴じられています。
 
今日は、サルオの卒業式のお話。
もう一週間も経っちゃったんだ。毎度のことながら、時の経つのは速い。
 
 
卒業生が入場してくるまでの間、保護者席からブログを更新したけど、
この日はとにかくメッチャ寒かったの。
あまりの寒さに、結局コートを脱げなかった。
携帯カイロ、持って来るんだったとどれほど悔やんだことか。
 
保護者受付10分前に体育館に行くと、まだ父兄はほとんど来てなくて、
もうちょっと車で待ってようかと思ったんだけど、
先生方が、どうぞどうぞと案内してくれるので促されるまま着いて行った。
保護者席は、科ごとに分かれていて、
自分の子供の席を、通路を挟んで横から見る形で着席するようになっていた。
 
サルオは出席番号1番なので、おそらく端っこに座るだろう。
ってことは、私が保護者席の最前列に座ってたら、
式の最中、サルオの横顔をずーっと見てることになる。
そ、それは、いくらなんでも笑ってしまう感動して泣いてしまう。
なので、二列目にこっそりと着席して、入場してくる生徒達を待った。
 
やがて、在校生達の拍手と共に三年生が入ってきた。
 
オオ-!!w(゚o゚*)w なんと、サルオが先頭じゃん!
そっか。サルオの科は一番後ろの列なので、逆に入場は一番最初になるのか。
 
デッカイ長い男(笑)の後に続いて、三年生が入ってきた。
そして私の予想通り、やっぱり保護者席の真横の一番端っこの席にサルオは着席。
あーー良かったぁ~!私は、二列目に座ってて。
最前列に座ってたら、変則的なお見合いみたいになってたとこだったσ(^_^;)アセアセ
 
さて、卒業式そのものは実に淡々としていて、オーソドックスなものだった。
小学校や中学校のように旅立ちの歌を歌うでもなく、
思い出のDVDが映し出されるでもなく、
OBのサプライズライブなんかも、当然あるわけなく、
卒業証書も、担任がそれぞれの名前を呼び、生徒は返事をしてその場で起立し、
各科の総代が壇上に上がり、クラスの証書をまとめて校長から受け取るので、
あっという間に終了した。
 
校長や来賓の方々の話や、古典的な送辞・答辞のやり取りがあり、
式は無事に終了した。
 
退場は入場の時と逆の順番になるので、
列の最後尾はまたしても長い男、サルオだったことは言うまでも無い(笑)。
 
 
その後、それぞれの教室へ行き、担任としばしの懇談。
サルオのクラスは近年稀に見るやんちゃなヤツが多かったらしく、
だからこそ、担任は思い入れも深かったようで、
「私にとって、このクラスはある意味忘れられないクラスとなりました。君達が成人を迎えた暁には、ぜひとも旨い酒を一緒に飲みたいと思います。その時は携帯に電話ください。携帯の電話番号は君達の連絡を待つために、私は一生変えないからね。絶対、連絡してきてください。そして、私に成長した君達の姿をみせてくれ。」
と、何度も言葉に詰りながら、お話しされていた。
 
解散になった後、サルオと共に改めて担任にご挨拶に行った。
「おぉ、岐阜で頑張って練習しているようだね。日焼けの顔を見たらよく分かるよ。自転車部はいろいろあったけど、大学ではこの高校三年間の分も併せてもう一度頑張ってくれ。そして、身体をくれぐれも大切にするんだよ。遠くから活躍を見守っているからね」
 
モグラに似ているのと、こもった声で話すので、
《モグモグ》というニックネームの、関取のような体型のおっとりした担任。
「ありがとうございます。先生こそ、体大切にしてね。もうちょっと痩せなよ~」
サルオなりの、挨拶で握手してお別れした。
 
 
そして、次はいよいよ部活の顧問の先生に挨拶へ行くことになった。
 
最初に、教科も同じで実習授業も受け持っていただいていた副顧問のS名先生の所へ。
事前に先生から、
「渡すものがあるから実習室に来て」と言われていたらしく、
物凄い速さで向かうサルオ。
私は学校の中、全く知らないんだから置いてかないでよ~と言いながら、後を追いかけた。
 
先に実習室に入ったサルオにやっと追い着き、
「アレ?先生は?」
と、サルオの顔を見ると、
 
「ちょっと待っててって・・・ぅ・・・俺・・・先生の顔見たら・・・・・・」
 
な、泣いてるのかぁぁぁ~~サルオォォォ~~~。o(TヘTo) 。
 
そんな姿見て、こっちも貰い泣きですよぅ。
でも、アイツは思わず泣いちゃったのが恥ずかしかったのか、
そのまま外に飛び出してっちゃったんですけど。
で、実習室に一人残されグスグスと泣いている私の所に、S名先生が戻って来られて、
「え?あれ?アイツ、どこ行ったんだ?」
と外をキョロキョロ。
「せ、先生の顔見たら、込み上げて来たみたいで泣いちゃって、外に飛び出しちゃったんです」
「アハ・・そうですかぁ。アイツ、涙もろいからな・・どこ行ったんだろ??」
 
しばらくして、目と鼻を真っ赤にして戻って来たサルオ。
トイレで顔を洗って来たらしいのだが、また先生の顔を見たとたん、涙が、ダーーーー。
「オマエ~何泣いてんだよぉぉ~~」
と言って、サルオの頭をポンポンしながら、先生の目もウルウル・・・
「これ、俺からのプレゼントだ。寮に持って行って枕元に飾っといてくれよ」
と言って渡してくださったのは、
高校三年間のサルオの成績と部員達と撮った写真が入った写真立て。
そんなお手間入りのプレゼントを頂き、
「はい!はい!絶対飾ります!ありがとうございます!」
と、言葉にならない声で言い、またもやサルオはしゃくりあげて泣いていた。
(もちろん、私も横で号泣)
「お前ら一年・・じゃなかった、三年生には本当に申し訳ない三年間だったよな。許してくれな。本当にすまなかったな。大学で高校の分もガンバレよ!とにかく体に気をつけてな。怪我にも注意しろよ。こっちに戻って来たときは顔みせろよな」
 
もう・・・コレ、書いてると、その時にことを思い出して泣けてくる( ノД`)シクシク…
それに、先生が、《お前ら一年生》と言い間違えた時、
先生の中では、あの事故の時点で全てが止まっているんだなって改めて思った。
それだけ大きな出来事だったんだなって。
そして、この先も先生は悲しみを背負って行かれるのであろう。
 
 
S先生と涙の別れを済まし、部室へ向かった。
途中でサルオはもう一回顔を洗って来ると言ってトイレへ駆け込んだので、待っていると、
そんな場所で、もう一人の顧問のE原先生にバッタリ。
「卒業おめでとうございます。彼には本当に迷惑かけて悪かったです。何にもしてやれなかったし、させてやれなかったのでね・・・本当に申し訳なかったです・・・」
やっぱり、E原先生もひたすら、悪かったと。
「で、本人は・・・?」
「あ、あの、ちょっとトイレに・・・」
「あ、じゃあ、戻って来たら、職員室に来るように言ってください」
と言って、さっと行ってしまった。
 
しばらくして、サルオがさらに目と鼻を真っ赤にして戻って来た。
職員室に来てってE原先生が言ってたよと伝えると、
「あ~~~~俺もうダメだぁ~~~~涙が止まんねぇ~~~やべぇぇぇl~~~」
と言いながら、今度は職員室へ向かっていった。
私もまた着いて行こうかと思ったけど、やっぱり部室前で待つことにした。
E原先生とは二人きりの方が、ちゃんと挨拶できるかなって思って。
 
10分くらして、サルオが戻って来た。
あーあ、もうさらに泣きはらして、目も鼻もマッカッカになっちゃってるよ~
「先生、何て?」
「ぅ・・・あ・・・・・ちょ・・・・・・・・ダメだ・・・・・・・・後で・・・・・・・・やべぇ~~~また便所!」
と言って、またしてもトイレへ走って行った(苦笑)。
 
後で落ち着いてから聞いたのだが、
E原先生も、、ひたすら、すまなかったと謝ってたらしい。
「何にもしてやれなかったなって言うんだよ。そんなこと無いですそんなこと無いですって、俺、何度も言ったけど、いや本当にすまなかったなって。先生がマジでかわいそうだったよ・・・で、大学でしっかり頑張れよって言ってた。国体の時とか、地元帰って来た時、ホィールとか貸してやるから使っていいって!」
 
 
 
 
 
高校の部活は、今思うと、とりとめもない活動になってしまったけど、
それでもサルオにとっては初めての部活動だったんだよね。
先生や、他のメンバーや後輩達とのやり取りを見ていて、
つくずく良かったなぁって思ったよ。
 
それに、部活以外にも、たくさん友達が居たんだなってこの日知った。
 
式が終わってから、廊下ですれ違いざまに、
 
「お、Aji(サルオのニックネーム)、オマエ頑張れよ!」
と、何人もの生徒から呼び止められ、肩を叩かれ、ハグされていた。
 
なんか、いいなぁ・・・って。
 
思い起こすと、サルオは、
小学校には、それほど思い入れも無かったので、卒業式の日もさらりと済ませ、
あっさりと違う校区の中学校に進学を決めた。
その中学校では、親友こそ数名できたから本当に良かったけど、
学校や教師に対しては、これっぽっちも未練は無く、
卒業式の日も、ある意味せいせいした、くらいの感じだった。
 
それに比べると、高校はサルオに合っていたんだね。
こんな素晴らしい卒業式を迎えられたんだもんね。
 
本当に良かったなぁって、心から思った。
 
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