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今日も3時までお仕事頑張りました。
こんな不況なご時世に、残業大歓迎な職場、有難いッス。
今日は注文も4件も取れたし、そういう日はあんまり疲れないんだよね(≧ω≦)b
毎日こうだと、気分的にラクなのになぁ。
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

イマドキの証書は筒ではなく、ファイルに綴じられています。
 
今日は、サルオの卒業式のお話。
もう一週間も経っちゃったんだ。毎度のことながら、時の経つのは速い。
 
 
卒業生が入場してくるまでの間、保護者席からブログを更新したけど、
この日はとにかくメッチャ寒かったの。
あまりの寒さに、結局コートを脱げなかった。
携帯カイロ、持って来るんだったとどれほど悔やんだことか。
 
保護者受付10分前に体育館に行くと、まだ父兄はほとんど来てなくて、
もうちょっと車で待ってようかと思ったんだけど、
先生方が、どうぞどうぞと案内してくれるので促されるまま着いて行った。
保護者席は、科ごとに分かれていて、
自分の子供の席を、通路を挟んで横から見る形で着席するようになっていた。
 
サルオは出席番号1番なので、おそらく端っこに座るだろう。
ってことは、私が保護者席の最前列に座ってたら、
式の最中、サルオの横顔をずーっと見てることになる。
そ、それは、いくらなんでも笑ってしまう感動して泣いてしまう。
なので、二列目にこっそりと着席して、入場してくる生徒達を待った。
 
やがて、在校生達の拍手と共に三年生が入ってきた。
 
オオ-!!w(゚o゚*)w なんと、サルオが先頭じゃん!
そっか。サルオの科は一番後ろの列なので、逆に入場は一番最初になるのか。
 
デッカイ長い男(笑)の後に続いて、三年生が入ってきた。
そして私の予想通り、やっぱり保護者席の真横の一番端っこの席にサルオは着席。
あーー良かったぁ~!私は、二列目に座ってて。
最前列に座ってたら、変則的なお見合いみたいになってたとこだったσ(^_^;)アセアセ
 
さて、卒業式そのものは実に淡々としていて、オーソドックスなものだった。
小学校や中学校のように旅立ちの歌を歌うでもなく、
思い出のDVDが映し出されるでもなく、
OBのサプライズライブなんかも、当然あるわけなく、
卒業証書も、担任がそれぞれの名前を呼び、生徒は返事をしてその場で起立し、
各科の総代が壇上に上がり、クラスの証書をまとめて校長から受け取るので、
あっという間に終了した。
 
校長や来賓の方々の話や、古典的な送辞・答辞のやり取りがあり、
式は無事に終了した。
 
退場は入場の時と逆の順番になるので、
列の最後尾はまたしても長い男、サルオだったことは言うまでも無い(笑)。
 
 
その後、それぞれの教室へ行き、担任としばしの懇談。
サルオのクラスは近年稀に見るやんちゃなヤツが多かったらしく、
だからこそ、担任は思い入れも深かったようで、
「私にとって、このクラスはある意味忘れられないクラスとなりました。君達が成人を迎えた暁には、ぜひとも旨い酒を一緒に飲みたいと思います。その時は携帯に電話ください。携帯の電話番号は君達の連絡を待つために、私は一生変えないからね。絶対、連絡してきてください。そして、私に成長した君達の姿をみせてくれ。」
と、何度も言葉に詰りながら、お話しされていた。
 
解散になった後、サルオと共に改めて担任にご挨拶に行った。
「おぉ、岐阜で頑張って練習しているようだね。日焼けの顔を見たらよく分かるよ。自転車部はいろいろあったけど、大学ではこの高校三年間の分も併せてもう一度頑張ってくれ。そして、身体をくれぐれも大切にするんだよ。遠くから活躍を見守っているからね」
 
モグラに似ているのと、こもった声で話すので、
《モグモグ》というニックネームの、関取のような体型のおっとりした担任。
「ありがとうございます。先生こそ、体大切にしてね。もうちょっと痩せなよ~」
サルオなりの、挨拶で握手してお別れした。
 
 
そして、次はいよいよ部活の顧問の先生に挨拶へ行くことになった。
 
最初に、教科も同じで実習授業も受け持っていただいていた副顧問のS名先生の所へ。
事前に先生から、
「渡すものがあるから実習室に来て」と言われていたらしく、
物凄い速さで向かうサルオ。
私は学校の中、全く知らないんだから置いてかないでよ~と言いながら、後を追いかけた。
 
先に実習室に入ったサルオにやっと追い着き、
「アレ?先生は?」
と、サルオの顔を見ると、
 
「ちょっと待っててって・・・ぅ・・・俺・・・先生の顔見たら・・・・・・」
 
な、泣いてるのかぁぁぁ~~サルオォォォ~~~。o(TヘTo) 。
 
そんな姿見て、こっちも貰い泣きですよぅ。
でも、アイツは思わず泣いちゃったのが恥ずかしかったのか、
そのまま外に飛び出してっちゃったんですけど。
で、実習室に一人残されグスグスと泣いている私の所に、S名先生が戻って来られて、
「え?あれ?アイツ、どこ行ったんだ?」
と外をキョロキョロ。
「せ、先生の顔見たら、込み上げて来たみたいで泣いちゃって、外に飛び出しちゃったんです」
「アハ・・そうですかぁ。アイツ、涙もろいからな・・どこ行ったんだろ??」
 
しばらくして、目と鼻を真っ赤にして戻って来たサルオ。
トイレで顔を洗って来たらしいのだが、また先生の顔を見たとたん、涙が、ダーーーー。
「オマエ~何泣いてんだよぉぉ~~」
と言って、サルオの頭をポンポンしながら、先生の目もウルウル・・・
「これ、俺からのプレゼントだ。寮に持って行って枕元に飾っといてくれよ」
と言って渡してくださったのは、
高校三年間のサルオの成績と部員達と撮った写真が入った写真立て。
そんなお手間入りのプレゼントを頂き、
「はい!はい!絶対飾ります!ありがとうございます!」
と、言葉にならない声で言い、またもやサルオはしゃくりあげて泣いていた。
(もちろん、私も横で号泣)
「お前ら一年・・じゃなかった、三年生には本当に申し訳ない三年間だったよな。許してくれな。本当にすまなかったな。大学で高校の分もガンバレよ!とにかく体に気をつけてな。怪我にも注意しろよ。こっちに戻って来たときは顔みせろよな」
 
もう・・・コレ、書いてると、その時にことを思い出して泣けてくる( ノД`)シクシク…
それに、先生が、《お前ら一年生》と言い間違えた時、
先生の中では、あの事故の時点で全てが止まっているんだなって改めて思った。
それだけ大きな出来事だったんだなって。
そして、この先も先生は悲しみを背負って行かれるのであろう。
 
 
S先生と涙の別れを済まし、部室へ向かった。
途中でサルオはもう一回顔を洗って来ると言ってトイレへ駆け込んだので、待っていると、
そんな場所で、もう一人の顧問のE原先生にバッタリ。
「卒業おめでとうございます。彼には本当に迷惑かけて悪かったです。何にもしてやれなかったし、させてやれなかったのでね・・・本当に申し訳なかったです・・・」
やっぱり、E原先生もひたすら、悪かったと。
「で、本人は・・・?」
「あ、あの、ちょっとトイレに・・・」
「あ、じゃあ、戻って来たら、職員室に来るように言ってください」
と言って、さっと行ってしまった。
 
しばらくして、サルオがさらに目と鼻を真っ赤にして戻って来た。
職員室に来てってE原先生が言ってたよと伝えると、
「あ~~~~俺もうダメだぁ~~~~涙が止まんねぇ~~~やべぇぇぇl~~~」
と言いながら、今度は職員室へ向かっていった。
私もまた着いて行こうかと思ったけど、やっぱり部室前で待つことにした。
E原先生とは二人きりの方が、ちゃんと挨拶できるかなって思って。
 
10分くらして、サルオが戻って来た。
あーあ、もうさらに泣きはらして、目も鼻もマッカッカになっちゃってるよ~
「先生、何て?」
「ぅ・・・あ・・・・・ちょ・・・・・・・・ダメだ・・・・・・・・後で・・・・・・・・やべぇ~~~また便所!」
と言って、またしてもトイレへ走って行った(苦笑)。
 
後で落ち着いてから聞いたのだが、
E原先生も、、ひたすら、すまなかったと謝ってたらしい。
「何にもしてやれなかったなって言うんだよ。そんなこと無いですそんなこと無いですって、俺、何度も言ったけど、いや本当にすまなかったなって。先生がマジでかわいそうだったよ・・・で、大学でしっかり頑張れよって言ってた。国体の時とか、地元帰って来た時、ホィールとか貸してやるから使っていいって!」
 
 
 
 
 
高校の部活は、今思うと、とりとめもない活動になってしまったけど、
それでもサルオにとっては初めての部活動だったんだよね。
先生や、他のメンバーや後輩達とのやり取りを見ていて、
つくずく良かったなぁって思ったよ。
 
それに、部活以外にも、たくさん友達が居たんだなってこの日知った。
 
式が終わってから、廊下ですれ違いざまに、
 
「お、Aji(サルオのニックネーム)、オマエ頑張れよ!」
と、何人もの生徒から呼び止められ、肩を叩かれ、ハグされていた。
 
なんか、いいなぁ・・・って。
 
思い起こすと、サルオは、
小学校には、それほど思い入れも無かったので、卒業式の日もさらりと済ませ、
あっさりと違う校区の中学校に進学を決めた。
その中学校では、親友こそ数名できたから本当に良かったけど、
学校や教師に対しては、これっぽっちも未練は無く、
卒業式の日も、ある意味せいせいした、くらいの感じだった。
 
それに比べると、高校はサルオに合っていたんだね。
こんな素晴らしい卒業式を迎えられたんだもんね。
 
本当に良かったなぁって、心から思った。
 
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