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日曜日に行われた保護者懇談会で、
初めて監督やU井さん(今回サルオの早目の受け入れを手配してくれた人)にお目にかかった。

監督は、どっしりとした体格で頑固そうな表情。
入寮して間無しの頃、サルオが、
「監督さん、超おっかねぇ・・・」
と、先輩達に聞こえないようにヒソヒソと電話してきてたけど、
見た感じはホントにそんな感じの人だ。
 
片や、U井さんは、
体型こそ監督とは引けを取らない重量系(笑)だけど、
その表情はにこやかで、話しやすい雰囲気の方だった。
 
最初にU井さんから、部活と寮生活の説明があり、
各スタッフの紹介が済むと、いよいよ監督のお話が始まった。
 
最初に安全面のこと。
練習中に事故が起こると、すなわちそれは部の存続に直結する。
自分達で自分達の練習の場を失くすことになるのだ。
だから、部員達にはしつこく何度も安全面に留意するようにと話すんだとのこと。
 
実はサルオは、この安全面の対応で早々に監督から注意を受けている。
初練習からまだ4~5回目くらいのロード練習の最中に、
自分の自転車のサドルの不具合で走行続行不可能となったので、
途中で一人で寮に引き返した。
もちろん一緒に走っていた先輩に事情を伝えてから戻ったんだけど、
同時に数キロ先の折り返し地点に居た監督にも連絡し、
その旨を断ってから帰るべきだった。
ロードに乗る時は必ず複数で行動しなければならないと言うのが、監督の考え方。
だから、一人で引き返したことに対して、練習後、宿舎で厳重注意を受けたのだった。
きっと監督はサルオの高校の事情を知っているからこそ、
サルオには最初の段階でガツンと注意してくださったのだと思う。
オマエが誰よりも率先して、安全に練習することを心がけなければならないんだぞと。
ただ、かなり厳しい言葉で叱られたらしく、
本人は、まだド緊張状態の時だったから、相当凹んでて、
叱られたその夜、お父さんに泣きの電話を入れてきたくらいだ(苦笑)
でも、いい薬になったと思う。
集団生活では、よく言われる《ほうれんそう》がとっても大切。
報告、連絡、相談。
何事もリセット上手なサルオだけど、
今回のことで《安全》の二文字がしっかり脳に刻まれたことだろう。
 
次に、自分の手元に預かった部員は皆どの子もかわいいという話。
そもそも、この監督は前年度まで大学の近隣高校の自転車部顧問をしていて、
ここの大学の部活を合同練習などで面倒を見てきた。
そして、昨年度高校を定年退職し、今年度から大学の専任監督に就任したのだった。

なので、監督のとこを皆、《Y崎先生》と呼ぶ。
Y崎先生は、競技経験は一切無い。
本人曰く、
「そんなズブの素人が高校から競技を始めたこれまたズブの素人選手を、
今まで何十人もインターハイで優勝する選手に育て上げてきた。
競輪選手になった生徒も57名も居る。
自分の指導には数々の経験値からくる大きな自信を持っており、
その証拠に、他校の顧問がどんな指導をしているのか教えて欲しいと、
言って来るんんです。ハッハッハ!」
と誇らしげに話していた。
 
「この大学には高校の時にトップクラスの成績を出した子はほとんど居ない。敢えて高校時代に悔しい思いをしてきた子達をスカウトしている。そういう子の気持ちに寄り添って一緒に切磋琢磨し、大学でこそ表彰台に立たせてやりたいんです。カッコイイ思いをさせてやりたいんです。」
 
カッコイイ思い・・・いいこと言うな、この監督。
ぜひサルオにもさせてやってください。
アイツも、高校の時には相当悔し涙を流してきている。
その気持ちをバネにして、今度こそ表彰台に立てるといいね。
 
「自分はどんなことがあっても、自分の部員を守ります。どんなに立場が上のヤツにだって、それが変だと思ったら異論を唱える。その代わり、部員達には普段から礼儀正しく常識のある人間として生活してもらいたいのです。突っ込まれる要素が何一つ無いようにしておいてもらいたい。だから、ある意味一般の大学生とは異質なキャンパスライフを送ることになるだろう。授業も出席状況を先生方から逐一報告して頂くことになっている。自主休校なんて言語道断。酒タバコ禁止、バイトもシーズンオフを除けば、する暇が無い。服装も華美な物は避け、ジャージで授業を受けることも禁止。門限は10時。・・・とまあ、他の部活に比べ規則も多いと思います。だが、この四年間の生活は必ず将来役に立つはずだと信じているのです・・・」
 
この人を味方につけておいたら百人力かもしれない。
だけど、頼ってばかりはいられない。
サルオも監督の気持ちに応えるべく、
日々の生活から部活から、気を引き締めて頑張らなきゃね!

この名物監督さんなら、安心して息子を預けられると感じた懇談会だった。
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