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夕方、ようやくヨッシーと電話で話すことが出来た。
「おっ母さん、やっと通じたよー・・おっ母さんの携帯だけ通じないんだよ、何で?」
「知らんよ、そんなん」
「大丈夫なの?そっちヤバイんだって?ランド沈んでプカプカ浮いてるらしいじゃん~ピアリの駐車場が水没してるんだって~おじいちゃんの方は大火災らしいし・・・」
「って言うかさ、大雑把過ぎるんだよ、その表現」
このタイプの奴が、デマ情報を流すんだな、まったく・・・
でもまあ、アイツなりに心配はしていたようで、話ができたことでホッとしたと言っていた。
そして、一番最後まで連絡が取れなかった夫。
夜の9時過ぎにようやく電話が通じた。
電車が動いてないので、新宿御苑にある会社から徒歩でこちらに向かっていると言う。
テレビのアナウンサーが、
「むやみに歩いて帰宅しようとせずに、今一番安全な場所で待機してください」
と、何度も呼びかけていると、夫に伝えたが、
「今更、もう遅いし…今もう東京駅の辺りまで来ているから、このまま歩いて帰るよ」と。
そう話している間にも、余震は頻繁に起こっている。
看板とか、電柱や電線とか、気をつけてよ~
そして、夫も言っていた。
「何だか知らないけど、ヨッシーとは早くに電話で話せたんだけどさぁ、そっちはヒドイことになってるんだって?アイツが、えらい興奮して喋ってたけど。ウチは大丈夫?沈んでない?ヨッシーが、親父んとこが燃えてるとか言うから、スゲー心配したけど、さっき親父とも話して、燃えてるのはコンビナートだから大丈夫だと言ってたし。アイツ、ホントに人騒がせだよな・・・」
東京を突っ切って帰宅したのは、日付が変わった深夜1時前だった。
この日はとても寒かったので、体力的にも大変だったようだが、
無事に帰ってきてくれて安心した。
ところで、その後も、ヨッシーから何度かメールが来たけど、
「岐阜は平和 笑」 とか、
「マジ?まだ揺れんの?食いモン、送って」 とか、
25日には、とうとうこちらを気遣う言葉も無く、
「仕送り、プリーズ♪」 とか・・・
私は、アイツの故郷の見慣れた場所の被災写真が掲載されているサイトを見るようにと、何度もメールを送ったが、結局他人事だったようだ。
ヨッシーと同い年のプロゴルファー石川選手と比べることが、そもそも間違っているんだろうけど、それにしったって余りにも違いすぎやしないか?
だって、アイツは仮にも実家が被災しているんだぞ?
自分は平和ならいいのか?
・・・いいんだな、きっと。
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