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子供を引き取り、自宅へ向かう途中にコンビニに寄り、
一人2本限りと張り紙が出ている水やお茶、
とりあえずスグに食べられる菓子パンなどを見繕って、
長い行列に並ぶ。
並んでいる最中、タケちゃんはテキパキと気を働かせ、
電池と除菌ティッシュなどを持って来た。
なるほどね。
子供の方が、落ち着いている。

やっとレジにたどり着くと、パートの女性が、
「子供がM小で待機しているの。早く迎えに行ってやりたい・・」
と言いながらも、黙々とレジを打ってくれていた。
申し訳ないと思いながらも、
「ありがとうございます」
と言って店を後にして、早足で家に向かう。

自分達の地域の道路は、会社近辺から学校までの状況とは違い、
大きな目立った損傷も無く、道路や歩道も整然としていた。
それでも職場の揺れを思い出すと、家の中の物は相当なダメージだろうと想像した。
リビングのあのラックは倒れてるだろうから、床にはヒドイ傷がついてしまったに違いない。
テレビやDVDプレーヤーもメチャメチャだろう。
暗い気持ちになりながら、マンションのエントランスに到着。
タケちゃんと、ドキドキしながら玄関のドアをそぉ~っと開けてみると、
意外に下駄箱の上の飾りも倒れてないし、いつもの我が家だった。
心配なリビングは、ラックもテレビもいつも通り。
積んであった雑誌がバラバラと崩れていたのと、
オーディオの上に飾ってあったミニカーが床に落ちていたくらいだった。
台所も、全ての戸棚のノッチの効果が発揮されていて、何事も起こってなかった。
ただ一ヶ所、洋間に設置してあった自転車が数台吊ってあるポールが完全に倒れていた。
夫の大切な自転車ごと壁に倒れていて、何台かのフレームが重なり合って倒れていた。
ちなみに、このポールのすぐ横は私の寝床である。
イビキーマンの騒音から逃れるために、ここに避難して穏やかな睡眠を確保している。
もし夜中に起こった地震だったとしたら、
間違いなく私は自転車の下敷きになって血まみれで発見されていただろう。
倒れたポールを見て心底ぞっとした。

12日くらいまでは、まだ水も出たので、湯船に溜めて、キャンプの時に使った水をタンクを出して、
そこにも水を溜めた。
ご飯を一升(一升炊きの炊飯器を買ってから初めて一升炊いた)炊き、
半分はオニギリにして、半分は冷凍に。
万一停電になった時の為に、懐中電灯と非常時用のろうそくも準備。
まだまだ比較的大きめな余震が多発していたので、
その度にリビングのテーブルの下にタケちゃんと潜りながら、
変なテンションでテキパキと動いていた。

情報を得るためにテレビをつけると、全てのチャンネルが地震関連の番組になっている。
どんどん入ってくる映像は目を疑うような光景ばかりだった。
自分の市も大津波警報区域に入っていて、チカチカと点滅している。

大津波なんて来たら、この市だって全滅だ・・・

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