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それでもやっぱり月曜日は起きれずに、欠勤。
一日寝てたら背中痛くなって、つくづく《のんびり》は似合わないのかって。
昨日は仕事中にお腹が痛くなったけど、何とか凌ぎ帰宅後しばし睡眠。
そして、今日は体調も元に戻った感じだったので、
月曜に休んだ分の振り替えで出勤した。
ところが、仕事中に、どんどん声がかすれてきて。
電話でお客様と話をしている最中にも、超ハスキーになって。
「どうしたの?色っぽい声になっちゃってぇ~」
と、同僚にからかわれる始末。
ってか、そんな冗談言ってられないッス。
声出ないと、商売にならんでしょうが?
家に帰ってきて、うがい薬でゴロゴロやって、
はちみついっぱい入れた紅茶を飲んだりして、
のど飴、なめまくって。
それでも一向に良くなりません。
サルオが留守中の我が家では、大声張り上げて怒ることも無く、
全く静かな生活を送っている。
喉に負担はかかってないはずなのに。
写真は、DSの「ともだちコレクション」で、
夫が勧められた仕事でサッカー選手に挑戦している絵。
あまりにも似ているので、記念に写メしてしまった(笑)。
写真は、DSの「ともだちコレクション」で、
夫が勧められた仕事でサッカー選手に挑戦している絵。
あまりにも似ているので、記念に写メしてしまった(笑)。
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親会の仲間達と、卒業や入学や受験合格や、その他諸々のお祝いを兼ねて、おめでとうディナーしました。
写真は、ホテルに到着しロビー吹き抜けを見上げる楽しい仲間達。
夕方6時開始で、食べて食べて、ちょっと飲んでまた食べて、軽く閉店の10時まで。
その後そのままロビーのフカフカソファーで、喋って喋って、ちょっとトイレ行って、また喋って。
ネコ娘ちゃんが、オネムになってきたのでそろそろ撤収するかと、ソファーを立ったのが日付変わって午前1時過ぎ…
気持ちは、まだまだ行けましたが、さすがに声かすれてます(笑)
コンタクトも乾いてゴロゴロしてます(笑)
次回は是非、部屋を取ってお泊り会でお願いします。
あー楽しかったo(^-^)o
写真は、ホテルに到着しロビー吹き抜けを見上げる楽しい仲間達。
夕方6時開始で、食べて食べて、ちょっと飲んでまた食べて、軽く閉店の10時まで。
その後そのままロビーのフカフカソファーで、喋って喋って、ちょっとトイレ行って、また喋って。
ネコ娘ちゃんが、オネムになってきたのでそろそろ撤収するかと、ソファーを立ったのが日付変わって午前1時過ぎ…
気持ちは、まだまだ行けましたが、さすがに声かすれてます(笑)
コンタクトも乾いてゴロゴロしてます(笑)
次回は是非、部屋を取ってお泊り会でお願いします。
あー楽しかったo(^-^)o
今日も3時までお仕事頑張りました。
こんな不況なご時世に、残業大歓迎な職場、有難いッス。
今日は注文も4件も取れたし、そういう日はあんまり疲れないんだよね(≧ω≦)b
毎日こうだと、気分的にラクなのになぁ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日は、サルオの卒業式のお話。
もう一週間も経っちゃったんだ。毎度のことながら、時の経つのは速い。
卒業生が入場してくるまでの間、保護者席からブログを更新したけど、
この日はとにかくメッチャ寒かったの。
あまりの寒さに、結局コートを脱げなかった。
携帯カイロ、持って来るんだったとどれほど悔やんだことか。
保護者受付10分前に体育館に行くと、まだ父兄はほとんど来てなくて、
もうちょっと車で待ってようかと思ったんだけど、
先生方が、どうぞどうぞと案内してくれるので促されるまま着いて行った。
保護者席は、科ごとに分かれていて、
自分の子供の席を、通路を挟んで横から見る形で着席するようになっていた。
サルオは出席番号1番なので、おそらく端っこに座るだろう。
ってことは、私が保護者席の最前列に座ってたら、
式の最中、サルオの横顔をずーっと見てることになる。
そ、それは、いくらなんでも笑ってしまう感動して泣いてしまう。
なので、二列目にこっそりと着席して、入場してくる生徒達を待った。
やがて、在校生達の拍手と共に三年生が入ってきた。
オオ-!!w(゚o゚*)w なんと、サルオが先頭じゃん!
そっか。サルオの科は一番後ろの列なので、逆に入場は一番最初になるのか。
デッカイ長い男(笑)の後に続いて、三年生が入ってきた。
そして私の予想通り、やっぱり保護者席の真横の一番端っこの席にサルオは着席。
あーー良かったぁ~!私は、二列目に座ってて。
最前列に座ってたら、変則的なお見合いみたいになってたとこだったσ(^_^;)アセアセ
さて、卒業式そのものは実に淡々としていて、オーソドックスなものだった。
小学校や中学校のように旅立ちの歌を歌うでもなく、
思い出のDVDが映し出されるでもなく、
OBのサプライズライブなんかも、当然あるわけなく、
卒業証書も、担任がそれぞれの名前を呼び、生徒は返事をしてその場で起立し、
各科の総代が壇上に上がり、クラスの証書をまとめて校長から受け取るので、
あっという間に終了した。
校長や来賓の方々の話や、古典的な送辞・答辞のやり取りがあり、
式は無事に終了した。
退場は入場の時と逆の順番になるので、
列の最後尾はまたしても長い男、サルオだったことは言うまでも無い(笑)。
その後、それぞれの教室へ行き、担任としばしの懇談。
サルオのクラスは近年稀に見るやんちゃなヤツが多かったらしく、
だからこそ、担任は思い入れも深かったようで、
「私にとって、このクラスはある意味忘れられないクラスとなりました。君達が成人を迎えた暁には、ぜひとも旨い酒を一緒に飲みたいと思います。その時は携帯に電話ください。携帯の電話番号は君達の連絡を待つために、私は一生変えないからね。絶対、連絡してきてください。そして、私に成長した君達の姿をみせてくれ。」
と、何度も言葉に詰りながら、お話しされていた。
解散になった後、サルオと共に改めて担任にご挨拶に行った。
「おぉ、岐阜で頑張って練習しているようだね。日焼けの顔を見たらよく分かるよ。自転車部はいろいろあったけど、大学ではこの高校三年間の分も併せてもう一度頑張ってくれ。そして、身体をくれぐれも大切にするんだよ。遠くから活躍を見守っているからね」
モグラに似ているのと、こもった声で話すので、
《モグモグ》というニックネームの、関取のような体型のおっとりした担任。
「ありがとうございます。先生こそ、体大切にしてね。もうちょっと痩せなよ~」
サルオなりの、挨拶で握手してお別れした。
そして、次はいよいよ部活の顧問の先生に挨拶へ行くことになった。
最初に、教科も同じで実習授業も受け持っていただいていた副顧問のS名先生の所へ。
事前に先生から、
「渡すものがあるから実習室に来て」と言われていたらしく、
物凄い速さで向かうサルオ。
私は学校の中、全く知らないんだから置いてかないでよ~と言いながら、後を追いかけた。
先に実習室に入ったサルオにやっと追い着き、
「アレ?先生は?」
と、サルオの顔を見ると、
「ちょっと待っててって・・・ぅ・・・俺・・・先生の顔見たら・・・・・・」
な、泣いてるのかぁぁぁ~~サルオォォォ~~~。o(TヘTo) 。
そんな姿見て、こっちも貰い泣きですよぅ。
でも、アイツは思わず泣いちゃったのが恥ずかしかったのか、
そのまま外に飛び出してっちゃったんですけど。
で、実習室に一人残されグスグスと泣いている私の所に、S名先生が戻って来られて、
「え?あれ?アイツ、どこ行ったんだ?」
と外をキョロキョロ。
「せ、先生の顔見たら、込み上げて来たみたいで泣いちゃって、外に飛び出しちゃったんです」
「アハ・・そうですかぁ。アイツ、涙もろいからな・・どこ行ったんだろ??」
しばらくして、目と鼻を真っ赤にして戻って来たサルオ。
トイレで顔を洗って来たらしいのだが、また先生の顔を見たとたん、涙が、ダーーーー。
「オマエ~何泣いてんだよぉぉ~~」
と言って、サルオの頭をポンポンしながら、先生の目もウルウル・・・
「これ、俺からのプレゼントだ。寮に持って行って枕元に飾っといてくれよ」
と言って渡してくださったのは、
高校三年間のサルオの成績と部員達と撮った写真が入った写真立て。
そんなお手間入りのプレゼントを頂き、
「はい!はい!絶対飾ります!ありがとうございます!」
と、言葉にならない声で言い、またもやサルオはしゃくりあげて泣いていた。
(もちろん、私も横で号泣)
「お前ら一年・・じゃなかった、三年生には本当に申し訳ない三年間だったよな。許してくれな。本当にすまなかったな。大学で高校の分もガンバレよ!とにかく体に気をつけてな。怪我にも注意しろよ。こっちに戻って来たときは顔みせろよな」
もう・・・コレ、書いてると、その時にことを思い出して泣けてくる( ノД`)シクシク…
それに、先生が、《お前ら一年生》と言い間違えた時、
先生の中では、あの事故の時点で全てが止まっているんだなって改めて思った。
それだけ大きな出来事だったんだなって。
そして、この先も先生は悲しみを背負って行かれるのであろう。
S先生と涙の別れを済まし、部室へ向かった。
途中でサルオはもう一回顔を洗って来ると言ってトイレへ駆け込んだので、待っていると、
そんな場所で、もう一人の顧問のE原先生にバッタリ。
「卒業おめでとうございます。彼には本当に迷惑かけて悪かったです。何にもしてやれなかったし、させてやれなかったのでね・・・本当に申し訳なかったです・・・」
やっぱり、E原先生もひたすら、悪かったと。
「で、本人は・・・?」
「あ、あの、ちょっとトイレに・・・」
「あ、じゃあ、戻って来たら、職員室に来るように言ってください」
と言って、さっと行ってしまった。
しばらくして、サルオがさらに目と鼻を真っ赤にして戻って来た。
職員室に来てってE原先生が言ってたよと伝えると、
「あ~~~~俺もうダメだぁ~~~~涙が止まんねぇ~~~やべぇぇぇl~~~」
と言いながら、今度は職員室へ向かっていった。
私もまた着いて行こうかと思ったけど、やっぱり部室前で待つことにした。
E原先生とは二人きりの方が、ちゃんと挨拶できるかなって思って。
10分くらして、サルオが戻って来た。
あーあ、もうさらに泣きはらして、目も鼻もマッカッカになっちゃってるよ~
「先生、何て?」
「ぅ・・・あ・・・・・ちょ・・・・・・・・ダメだ・・・・・・・・後で・・・・・・・・やべぇ~~~また便所!」
と言って、またしてもトイレへ走って行った(苦笑)。
後で落ち着いてから聞いたのだが、
E原先生も、、ひたすら、すまなかったと謝ってたらしい。
「何にもしてやれなかったなって言うんだよ。そんなこと無いですそんなこと無いですって、俺、何度も言ったけど、いや本当にすまなかったなって。先生がマジでかわいそうだったよ・・・で、大学でしっかり頑張れよって言ってた。国体の時とか、地元帰って来た時、ホィールとか貸してやるから使っていいって!」
高校の部活は、今思うと、とりとめもない活動になってしまったけど、
それでもサルオにとっては初めての部活動だったんだよね。
先生や、他のメンバーや後輩達とのやり取りを見ていて、
つくずく良かったなぁって思ったよ。
それに、部活以外にも、たくさん友達が居たんだなってこの日知った。
式が終わってから、廊下ですれ違いざまに、
「お、Aji(サルオのニックネーム)、オマエ頑張れよ!」
と、何人もの生徒から呼び止められ、肩を叩かれ、ハグされていた。
なんか、いいなぁ・・・って。
思い起こすと、サルオは、
小学校には、それほど思い入れも無かったので、卒業式の日もさらりと済ませ、
あっさりと違う校区の中学校に進学を決めた。
その中学校では、親友こそ数名できたから本当に良かったけど、
学校や教師に対しては、これっぽっちも未練は無く、
卒業式の日も、ある意味せいせいした、くらいの感じだった。
それに比べると、高校はサルオに合っていたんだね。
こんな素晴らしい卒業式を迎えられたんだもんね。
せっかく同級生達が入寮して来て、
《先輩の中に新入生は一人ぼっち》状態から脱出できたのに、
サルオは高校の卒業式に出るために、一旦自宅に帰らなければならなかった。
懇談会終了後、一緒に車に乗って帰った。
車の中で、この三週間の話をいろいろ聞くことが出来た。
その中で一番ウケタ、方言の話を。
あ、ココにはっきり書いてなかったかもしれないけど、
サルオの大学は岐阜県にあるのね。
と言っても名古屋寄りなので、
地元の人のイントネーションは名古屋弁と関西弁が混じった感じだ。
監督もジモティなので、コッテリの岐阜弁だ。
ある日、サルオがクロックスを履いてママチャリに乗ろうとしていると、
それを見た監督が、
「おい、オマエ、そんなスリッパで自転車乗るな」
と言って来たんだって。
で、もちろん、
「すいません、スグにスニーカーに履き替えます」
って言ったものと思いきや、サルオったら、
「すいません、スグにスニーカーに履き替えます」
って言ったものと思いきや、サルオったら、
「あ、これはスリッパじゃないっす。クロックスです」
と言い返したと言うのだ∑( ̄ロ ̄|||)
実は、西のオッサンは、このテのゾウリを《スリッパ》とか、《ツッカケ》とか言うんだよね。
「アンタ、本当にそんなふうに言い返したの??」
と焦って聞くと、
「言い返したって言うか…だって、クロックスはスリッパじゃないじゃん!スリッパって部屋で履くペタペタしてるヤツじゃんか!違うから違うって言っただけなのにさ~」
ん・・・まあ・・・そうなんだけど・・・
で、サルオにそう切り替えされた監督は、
「ほぅぅぅ。オマエ、えらいこと言ってくるやんけ」
と、ジロっと睨みながら言ったんだって。
でしょぉ?そりゃそう言うよぉぉぉ~~(~д~*)
それってメッチャ気分害してるじゃんか!と、サルオに言うと、
「おっ母さん、さすが関西出身だね!《えらい》の意味、わかってるんだ!」
「え?え?どういうこと?」
「俺さぁ~、監督が、《えらいこと言う》って言うから、てっきり褒められたんだと思ったんだよね。堂々とスリッパじゃないって言ったからさ。で、最高の笑顔で「ありがとうございます!」って言っちゃったんだよぉぉ~そしたら、「アホ!誰も褒めとらんわい!」ってまた怒られて・・・」
あっちゃーーーーε-(ーдー)ハァ最悪・・・
で、その後どうしたの?って心配して聞くと、
「そうなんだよ、最悪なんだよ~《えらい》って、《ヤバイ》みたいな意味なんだってね。それを知ったのはもっと後なんだけど・・・でね、監督に《アホ》って言われて、益々わけわからんと思いながら、とりあえず、「はぁ・・・」とか言って、へらへらしてその場を逃れたんだよ。」
へらへらして・・・ぅわ、さらに最悪じゃん∑( ̄[] ̄;)!ホエー!!
「でね、また違う日に、キツイ練習の後、先輩が、「あぁ、俺マジえらいわぁ~」って言うから、練習頑張ったから自分で自分を褒めてるのか?変な先輩だなあって思ってたんだよ。あ、これは口に出して言ってないけどね」
あぁ、良かった。そんなこと言ったらアウトだよ、一発アウト。
「でね、また別の日に、監督の高校の教え子が練習に参加して来たことがあったの。俺、久々に同級生と話したんだよね。そしたら、ソイツも、練習しながら、「えらいわぁ~えらいわぁ~」って連発するわけ。で、こっちのヤツラって、どんだけ自画自賛なヤツばっかなんだと思って、「オマエ、何でそんな自分のこと、えらいえらいって褒めるの?」って聞いてみたんだよ。」
つ、ついに、確信に触れたんだね!
「そしたら、「ソレ、《えらい》の意味が全然ちゃう!」って言われて。この場合の《えらい》は、関東で言う《ヤバイ》みたいなニュアンスなんだって、この時に初めてわかったんだよ。この練習はヤバイくらいキツイ~って意味だってやっとわかったんだよ。ってことは、監督が言ってた、「えらいこと言う」ってのは、「オマエ、ヤバイこと言い返してくるじゃん!いい根性してるじゃねぇか!ってことか!ってその時初めてわかって、超やべぇ~って。」
あぁ、良かった。そんなこと言ったらアウトだよ、一発アウト。
「でね、また別の日に、監督の高校の教え子が練習に参加して来たことがあったの。俺、久々に同級生と話したんだよね。そしたら、ソイツも、練習しながら、「えらいわぁ~えらいわぁ~」って連発するわけ。で、こっちのヤツラって、どんだけ自画自賛なヤツばっかなんだと思って、「オマエ、何でそんな自分のこと、えらいえらいって褒めるの?」って聞いてみたんだよ。」
つ、ついに、確信に触れたんだね!
「そしたら、「ソレ、《えらい》の意味が全然ちゃう!」って言われて。この場合の《えらい》は、関東で言う《ヤバイ》みたいなニュアンスなんだって、この時に初めてわかったんだよ。この練習はヤバイくらいキツイ~って意味だってやっとわかったんだよ。ってことは、監督が言ってた、「えらいこと言う」ってのは、「オマエ、ヤバイこと言い返してくるじゃん!いい根性してるじゃねぇか!ってことか!ってその時初めてわかって、超やべぇ~って。」
それ、滅茶苦茶《えらい》で。
私は普段ウチの中では京都弁なので、
サルオはなんとなく関西弁に慣れていると思っていた。
でも、単純にイントネーションは大丈夫だろうけど、
細かい単語になるとこんな弊害が出てくるんだねぇ。
サルオのその話を聞いた夫は、学生で京都に済み始めた当初のことを思い出し、
わからない言葉や、西と東では意味が違う言葉が多く、
馴染むまで時間がかかったんだと言っていた。
寮には、全国各地の出身者が居る。
宮城県の子も居れば、沖縄の子も居る。
この先もっとバラエティにとんだ言葉を知ることができそう。
楽しみだねぇ~(笑)
日曜日に行われた保護者懇談会で、
初めて監督やU井さん(今回サルオの早目の受け入れを手配してくれた人)にお目にかかった。
初めて監督やU井さん(今回サルオの早目の受け入れを手配してくれた人)にお目にかかった。
監督は、どっしりとした体格で頑固そうな表情。
入寮して間無しの頃、サルオが、
「監督さん、超おっかねぇ・・・」
と、先輩達に聞こえないようにヒソヒソと電話してきてたけど、
見た感じはホントにそんな感じの人だ。
片や、U井さんは、
体型こそ監督とは引けを取らない重量系(笑)だけど、
その表情はにこやかで、話しやすい雰囲気の方だった。
最初にU井さんから、部活と寮生活の説明があり、
各スタッフの紹介が済むと、いよいよ監督のお話が始まった。
最初に安全面のこと。
練習中に事故が起こると、すなわちそれは部の存続に直結する。
自分達で自分達の練習の場を失くすことになるのだ。
だから、部員達にはしつこく何度も安全面に留意するようにと話すんだとのこと。
実はサルオは、この安全面の対応で早々に監督から注意を受けている。
初練習からまだ4~5回目くらいのロード練習の最中に、
自分の自転車のサドルの不具合で走行続行不可能となったので、
途中で一人で寮に引き返した。
もちろん一緒に走っていた先輩に事情を伝えてから戻ったんだけど、
同時に数キロ先の折り返し地点に居た監督にも連絡し、
その旨を断ってから帰るべきだった。
その旨を断ってから帰るべきだった。
ロードに乗る時は必ず複数で行動しなければならないと言うのが、監督の考え方。
だから、一人で引き返したことに対して、練習後、宿舎で厳重注意を受けたのだった。
きっと監督はサルオの高校の事情を知っているからこそ、
サルオには最初の段階でガツンと注意してくださったのだと思う。
オマエが誰よりも率先して、安全に練習することを心がけなければならないんだぞと。
ただ、かなり厳しい言葉で叱られたらしく、
本人は、まだド緊張状態の時だったから、相当凹んでて、
叱られたその夜、お父さんに泣きの電話を入れてきたくらいだ(苦笑)
でも、いい薬になったと思う。
集団生活では、よく言われる《ほうれんそう》がとっても大切。
報告、連絡、相談。
何事もリセット上手なサルオだけど、
今回のことで《安全》の二文字がしっかり脳に刻まれたことだろう。
今回のことで《安全》の二文字がしっかり脳に刻まれたことだろう。
次に、自分の手元に預かった部員は皆どの子もかわいいという話。
そもそも、この監督は前年度まで大学の近隣高校の自転車部顧問をしていて、
ここの大学の部活を合同練習などで面倒を見てきた。
そして、昨年度高校を定年退職し、今年度から大学の専任監督に就任したのだった。
なので、監督のとこを皆、《Y崎先生》と呼ぶ。
ここの大学の部活を合同練習などで面倒を見てきた。
そして、昨年度高校を定年退職し、今年度から大学の専任監督に就任したのだった。
なので、監督のとこを皆、《Y崎先生》と呼ぶ。
Y崎先生は、競技経験は一切無い。
本人曰く、
「そんなズブの素人が高校から競技を始めたこれまたズブの素人選手を、
「そんなズブの素人が高校から競技を始めたこれまたズブの素人選手を、
今まで何十人もインターハイで優勝する選手に育て上げてきた。
競輪選手になった生徒も57名も居る。
自分の指導には数々の経験値からくる大きな自信を持っており、
その証拠に、他校の顧問がどんな指導をしているのか教えて欲しいと、
言って来るんんです。ハッハッハ!」
と誇らしげに話していた。
自分の指導には数々の経験値からくる大きな自信を持っており、
その証拠に、他校の顧問がどんな指導をしているのか教えて欲しいと、
言って来るんんです。ハッハッハ!」
と誇らしげに話していた。
「この大学には高校の時にトップクラスの成績を出した子はほとんど居ない。敢えて高校時代に悔しい思いをしてきた子達をスカウトしている。そういう子の気持ちに寄り添って一緒に切磋琢磨し、大学でこそ表彰台に立たせてやりたいんです。カッコイイ思いをさせてやりたいんです。」
カッコイイ思い・・・いいこと言うな、この監督。
ぜひサルオにもさせてやってください。
アイツも、高校の時には相当悔し涙を流してきている。
その気持ちをバネにして、今度こそ表彰台に立てるといいね。
「自分はどんなことがあっても、自分の部員を守ります。どんなに立場が上のヤツにだって、それが変だと思ったら異論を唱える。その代わり、部員達には普段から礼儀正しく常識のある人間として生活してもらいたいのです。突っ込まれる要素が何一つ無いようにしておいてもらいたい。だから、ある意味一般の大学生とは異質なキャンパスライフを送ることになるだろう。授業も出席状況を先生方から逐一報告して頂くことになっている。自主休校なんて言語道断。酒タバコ禁止、バイトもシーズンオフを除けば、する暇が無い。服装も華美な物は避け、ジャージで授業を受けることも禁止。門限は10時。・・・とまあ、他の部活に比べ規則も多いと思います。だが、この四年間の生活は必ず将来役に立つはずだと信じているのです・・・」
この人を味方につけておいたら百人力かもしれない。
だけど、頼ってばかりはいられない。
サルオも監督の気持ちに応えるべく、
日々の生活から部活から、気を引き締めて頑張らなきゃね!
この名物監督さんなら、安心して息子を預けられると感じた懇談会だった。
日々の生活から部活から、気を引き締めて頑張らなきゃね!
この名物監督さんなら、安心して息子を預けられると感じた懇談会だった。
本来、先週の土日が元々の入寮日と指定されおり、
日曜日には部室で父母対象の懇談会が催される予定となっていた。
なので、どうせ西の方に行くならば、
金曜日の夜に自宅を出発し高速道路千円制度を利用して一気に京都まで行き、
土曜日は実家に一泊し、翌日の日曜日の朝、寮に向かうという計画を立てた。
サルオは身の回りのものと自転車関連の物だけしか持って行ってないので。
ウチに残っていた普段着などの荷物と自転車2機を車に積み込んで、
予定通り、金曜日の夜に高速に乗った。
土日にサッカーの練習試合があった小坊。
でも今後、兄ちゃんの大学や寮生活を見る機会はきっと無いだろうと思い、
試合はお休みさせて一緒に連れて行くことにした。
小坊は思いのほか兄ちゃんに会えるのを楽しみにしていた様子で、
「お兄ちゃんにいつ会えるの?元気にしてるかなぁ?練習ちゃんとやってるのかなぁ?」
と、何度も繰り返し言っていた。
この子も私と同じく、サルオとは遠距離な関係の方が優しくなれるようだ(苦笑)。
京都には夜中の三時半頃に到着。
毎度毎度、母には変な時間に起きてもらって申し訳ないことである。
ところで、京都に来ると必ず行く店、ム○イ。
小坊はココに連れて行ってもらえるのをとっても楽しみにしている。
小坊はココに連れて行ってもらえるのをとっても楽しみにしている。
何でかって?
それは、おばあちゃんにお菓子を、いーーーっぱい買ってもらえるからo(*^▽^*)o
それは、おばあちゃんにお菓子を、いーーーっぱい買ってもらえるからo(*^▽^*)o
それに、今回は、予めサルオからも注文が来ていた。
「寮に来る前に京都行くんでしょ?そしたら、ム○イで柿の種5袋お願いしやぁ~っす!」
サルオは、この店で売っている柿の種が大好きなのだ。
それにしても、5袋はちょっと多すぎだろ(゚_゚i)タラー・・・
同じくサルオの大好物、おばあちゃん手作りのおはぎ。
母は、少しでも作り立てをサル兄に食べさせてやりたいと、土曜日の夜せっせと作ってくれた。
お母さん、いつも本当にありがとう。
お母さん、いつも本当にありがとう。
子供達が学校に通っていると、こんな春のまだ早い時期に京都に来ることは、
今回のような用事が無い限り無いことだ。
たった一泊でスゴク慌しかったけど、両親の元気な顔も見れたし良かったな。
日曜日の朝、
日曜日の朝、
京都のおじいちゃんおばあちゃんからの柿の種3袋とおはぎをお土産に、
サルオの待つ寮へ向かった。
今日は風がめちゃくちゃ強いよ~
小坊は土埃の中でサッカー頑張っているかな。
さて、
昨日の、吉か凶か・・の続き。
ざっくり言うと《一足お先の入寮作戦》の結果おそらく成功、吉と出たようだ。
それは、先週の土日に寮に行った時、三週間ぶりにサルオの顔を見た瞬間分かった。
だってね、思いっ切り日焼けしてたの。
サングラスの跡がクッキリついてて、完璧な逆パンダちゃん状態。
みっちりロード練習できていた証拠だ。
もしこの三週間、まだ自宅に居たとしたら、きっとこんなに日焼けはしてなかっただろう。
練習で走った距離も、実際の何分の一だったに違いない。
私は嬉しくて開口一番、
「おぉ!、メッチャ日焼けしてるね!練習してるかどうかは顔見たら一発分かったよ!」
と言ったくらいだ。
サルオ本人も素直に、
「まあね、毎日乗ってるし。雨の時はローラーとウエイト。早くこっちに来て良かったよ」
とニコニコ顔で答えていた。
そんなわけで、《一足お先の・・》の作戦の1番の目的だった練習面において、大吉だった。
だけど、他にも良かった面はいっぱいある。
まず、三週間生活しながら実際に必要な物をリストアップすることができた。
あ、欲しい物を全て用意してやるつもりはないけどね(;^ω^A
だって、最初のうちは、
ハンガーとか、洗濯用のネットとか、スリッパとか、
そっちで揃えればいいじゃん的な小物のリクエストが多かったんだけど、
10日過ぎたあたりから、
テレビとか冷蔵庫とか扇風機とか、有り得ない要望メールを送りつけてくるようになって。
だいたい、二段ベッドのどこにそんな家電を置くんだっちゅうの!
そんなの置いたら寝るスペースなんか無いっちゅうの!
タダでさえ、自分のサイズは特注レベルなのにさ~
だけど、四年も寮生活していると、二段ベッドライフのプロが居るんだよね、これが。
たまたまこの三週間、サルオはそのプロの先輩の真上のベッドだったみたいで、
そのカスタムされたベッドサイドに魅了されてしまったようなのだ。
寮からかけてくる電話でも、
「おっ母さん、先輩のベッド凄いよ!何でもあるんだよ~テレビあるー、パソコンあるー、プリンターあるー、プレステ3あるー、扇風機、コーヒーメーカー、湯沸しポットあるー、それに小型冷蔵庫まであるんだから!プロだよプロ!すっげーよ~!!俺はそんな全部は要らないけど、冷蔵庫だけお願い!なんとかして!!」
みたいな話ばっかり。
それにしても、冷蔵庫って・・・(;~〓~)
第一、ほとんどの家電製品は寮の一階にある食堂に完備されているもん。
テレビもプレステも、もちろん冷蔵庫も。
だから、パーソナル冷蔵庫なんていらんでしょうが?と言うと、
「ダメなんだって。食堂の冷蔵庫に入れておいたら先輩に全部食べられちゃうんだって!だからマイ冷蔵庫は必需品なんだって先輩が言ってたもん!ちっちゃいのでいいから!お願い!ね、お願い!お願いしますっ!」
お願いされてもねぇ・・
だいたいよく考えたら、今まで散々自宅の冷蔵庫の中の物を勝手に食べ尽くしてきたのは、
いったいどこの誰だったんでしょうかね?
私はソイツのおかげで、勝手に食べられないようにする為の術を数々編み出したのさ。
サルオちゃんにも教えてあげるから試してみたら?
まず、四方八方にデッカク油性マジックで名前を書くでしょ。
蓋にも底面にも、抜かりなくね。
名前が書かれてあるだけで、常識的な人間だとたいていは食べようという気が失せるはず。
でも、「気付かなかったよ~」とか抜かして、
食べちゃったモン勝ちな手段に出るヤツ(誰のことかわかるよね?)のために、
食べちゃったモン勝ちな手段に出るヤツ(誰のことかわかるよね?)のために、
記名した品物に輪ゴムを何重にもかけておくのよ。
さらに、そのゴムの間に再度名前を書いたメモを挟んでおけば、より万全。
そこまでしてあっても無断で食べてしまうヤツは、もう笑って許すしかないかも(苦笑)。
「確かに。輪ゴムは食べる気力が萎えるかも・・・」
↑経験者は語る(笑)。
あと、先に入寮して良かったことと言うと、先輩ウォッチングだろう。
サルオはたった三週間で、驚くほど先輩達の相関図を把握していた。
30名弱の人間が共に寝泊りしていく上で、
力関係やそれぞれの癖などを知っておくのは大切だもんね。
しかし、サルオにそんな世渡り上手な面があったとは。
しかし、サルオにそんな世渡り上手な面があったとは。
この先輩とこの先輩は仲がいい、とか、
この先輩とこの先輩は部長や監督と対等に話しが出来る、とか、
この先輩はちょっと浮いた存在だ、とか、
この先輩は教職を取っている、とか、
この先輩は教職を取っている、とか、
この先輩はパソコンに詳しく、この先輩は音楽に詳しい、とか、
この先輩は車の運転が荒い、とか、
この先輩は風呂が嫌いなので、特に夏場は異臭を放つ、とか・・・(笑)
また生活面での収穫もあった。
サルオはずーっと二段ベッドだったら絶対上がいい!と言っていたのだが、
実は実際使ってみると下の段の方が何かと便利なんだとか。
特に寮では、このベッドの上だけが唯一のプライベートなスペースなので、
ただ睡眠をとるだけの場所じゃないからね。
サルオはずーっと二段ベッドだったら絶対上がいい!と言っていたのだが、
実は実際使ってみると下の段の方が何かと便利なんだとか。
特に寮では、このベッドの上だけが唯一のプライベートなスペースなので、
ただ睡眠をとるだけの場所じゃないからね。
それに、部屋の入り口より奥の方が落ち着くという情報もキャッチすることができたので、
同期生が入寮してくる前に、室内のベストポジションにベッドを設置することもできた。
卒業の決まっている先輩が置いていったベッドサイドの棚やライトをゲットしたし、
整理BOXも譲ってもらったんだって。
・・・とまあ、いろんな部分で、《一足お先の入寮作戦》は成功だったと言えるだろう。
ただ、忘れてはいけないのは、
サルオが先輩ウォッチングをしていたように、
20名の先輩達もサルオのことをジックリ観察する時間が三週間もあったということだ。
これって、結構プレッシャーだよねぇ。
これって、結構プレッシャーだよねぇ。
「アンタ、この三週間でボロが出たりしてないだろうね?」
「え?あぁ、それは大丈夫 (^-^)/ 俺は大学では平和主義で行くって決めたからね。今のことろ、素直な可愛い後輩だと思われてるんじゃん?」
ククク・・・そりゃ結構。
初心忘るべからず。
継続は力なり。
協調性を身に着けて、集団生活を楽しく送っておくれよ。