♠ 結果

《つづき》

全出走者数約２００名中、完走できたのは５０名ほど。

トップからのタイム差の開きにより、下位の走者から順にコースから出されてしまう。

 

サル選手は、中盤までは先頭集団で走り、余裕があるように見えたのだが、

このコースはそんなに甘くは無い。

激坂のアップダウンと強い向かい風に、徐々に遅れ始め、

終盤の周回では、先頭集団から二つ後の集団からちぎれていた。

結果は３７位でゴール。

 

どうなんだろうねぇ、この成績は。

決して良いとは言えないよなぁ。。。

でもまあ、久しぶりにレースを完走したので、

去年一年、嫌と言うほど味わった試合後の不完全燃焼からは脱出できたみたいだがね。

 

レース後、他校の顧問の先生や選手達、大学生の先輩達に声を掛けてもらっていた。

「会う人、会う人、みんな、『復活だな』って言ってくれたんだよﾍ(^ω^ﾍ)」

と嬉しそうに話していた。
うーん・・・

復活・・・ってのは、どういう意味なんだろう？

とりあえず完走したと言うレベルで《復活》と言われるってことは、
以前も所詮そのレベルだったってことか？

それとも、去年一年間公式レースにほとんど顔を出していなかったから、

大きなレースで走り切ったことで、《復活》と言ってくれているのか・・・？

「おっ母さんは考え過ぎなんだよっ！素直に、復活だって思えばいいじゃんか！」

う、うん。まあ、そうなんだけどさ('･c_･｀ ；)
単純に浮かれていてもいいのか？この成績で・・・

 

 

と言うのは、
サル選手の場合、選抜に出てないので、

今回のレースの出来で全日本選手権の切符がゲットできるかどうかが決まるのである。

順位的には・・・微妙だよなぁ。。。

顧問の先生からは、おそらく大丈夫だろうと言って貰ったみたいだけど、

ヌカヨロコビにならないように、祈るばかりだ。

 

 

 

 

さて、高校生のカテゴリースタート１分前に、大学生のクラスがスタートした。

スタートラインに着く大勢の大学生選手達の写メを撮りながら、
来年はこの中に、サル選手は並ぶことが出来るのだろうか？

もし、上手く大学生になれていたとしたら、

何色の何という学校名の入ったジャージを着ているんだろう？

…と、母は複雑な心境だった。。。