♠ ゲームよりムービー

今放送中のＶＯＩＣＥってドラマの、ちょっと前の回の話で、

「クレイマークレイマーやレインマンを見たこと無いなんて信じられない！」

と、大学生達に濱田マリが語っていた。

このセリフ自体は、ドラマのあらすじにはさほど関係ないんだけど、

私はその瞬間、妙に「そうだよな～」って思った。

 

先日１７歳になった我が家の長男。

例に漏れず、活字離れしている最近の若者だ。

小説は、《窓際のトットちゃん》専門。（←まさに自分が主人公だからな・笑）

物語は、一時流行ったハリー・ポッターも少しかじりはしたものの、

完読したのは《ルドルフとイッパイアッテナ》止まり（←いや、これはスッゴクいい話なんだけどね）。

自転車関連の本なら読めるかと、ランス・アームストロングの本（←これは超すばらしい本！）とか勧めてみたが、果たして最後のページまで読んだんだかどうだかって感じ。

さすがに漫画はそれなりに読むものの、
お気に入りと言えば結界師とか浦鉄とか…（←何回も繰り返し読む本なのか？）

 

そんな長男だが、どうやら映画はかなり好きらしい。

もちろん、放って置くとエイリアンとかプレデターとか、漫画本の延長みたいなジャンルを見たがるけど、

よほど難解な内容でない限り、とりあえずどんな物でも最後まで観るようだ。

（あ、この間テレビでやってたホームアローンは、さすがにアイツににも幼稚気味だったのか途中で見るの止めてたけど・苦笑)。

 

私もサル兄と同年代の頃から、たくさん映画を観始めた。

ロードショーも観たけど、名作と言われる昔の映画やＢ級映画なんかもね。

良い映画は、ただ単に感動だけではなく、

その時の心理状態や環境で感情移入したり影響を受けたりするものだ。

 

さて、このところのサル兄と言えば、気がつくとプレステでゲーム三昧。

コントローラーをいじくる時間は、何も産む事無く無駄にどんどん過ぎて行く。

本来なら受験勉強に取り掛からなければならない時期。

だが、中三のあの悪夢のような受験時代を繰り返すかのように

ただ勉強から逃れるために、サル兄はひたすらコントローラーを握る。

「オレは今このゲームやってて忙しい」と言わんばかり。

どうでもいいような、まさに「暇つぶし」にしかならないようなソフトを。

 

「そのゲームってそんなに面白いの？」

と訊いてみると、

「別に」。

「別に、って…そんなの毎日毎日やってて楽しいの？」

と訊いてみると、

「別に。全然」。

 

所詮ゲームなんて楽しんでナンボのもんなんじゃん？

なのに、全然楽しくないなんて？

ますます、時間の無駄だ。

 

 

別に面白いと思ってやっている訳でもないゲームで《暇つぶし》に二時間費やすなら、毎日一本ずつでも映画を観た方が身になるのではないか？

たとえ数十本観てやっと一本しか「超面白かった！」って思える物に巡り合えなかったとしても、惰性でコントローラー握ってクソゲーやってるよりはマシなんじゃん？

 

って、思って。

 

 

しかし毎日毎日レンタルしてたら、お財布の中がスグに空っぽになっちゃう。

だから、私は考えた。

 

図書館だ(o^-')b

 

明日ちょうど仕事休みだし、早速行って来ようっと♪