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夫はレース会場でサルと別れる時、
「家に戻らずそのまま部室まで行って靴を履き替え、200キロくらい走ってくるように」
と言って、その場に置いて来たと言っていた。
 
ところが、アイツはまたしても鍵を持って行ってなかった。
部室の鍵もついている例の鍵だ。
そのため、部室に直行せずに一旦は家に戻ってくるはず。
私は私で、そんなサルに会いたくなかった。
あまりにも情け無い出来事で、顔を見たとたん小言が止まらなくなる気がして。
そこで、サルが家に到着するだろう時刻を見計らって、わざと買い物に出かけることにした。
もちろん、ぬかり無い私は、鍵の在り処を教えるために、
《帰って来たら、私の携帯に電話して》
というメモを玄関のドアに貼っ付けて、帰宅時間も分かるようにしておいたさ( ´_ゝ`)フーン 
 
予想通り、12時半頃私の携帯に電話がかかってきた。
サルに鍵の隠し場所を教えて、
「とにかくさっさと部室に靴を取りに行って練習して来なさい」と、
事務的に話して電話を切った。
私の想像では、家の中に入ったサルはまず腹ごしらえをするだろう。
でもだらだらしていると、お母さん(私)が帰って来てしまう。
さすがに顔を合わせ辛いサルは、私と入れ違いにさっさと部室に向かうだろう・・・と。
私もその方が良いので、アイツが出かけただろう時間を見計らって家に戻る事にした。
 
ところが!
私の時間の計算が甘かったのか、家に戻るとまだサルはリビングにいやがったのだ(>Д<)ゝ
 
 
私 「アンタ、何やってんの?早く靴、取りに行って練習しといでよ!
    お父さんにもそう言われたでしょうが?」
 
サル 「ぅえ。行くよ、行くってば。今メシ食ってたんだよっ!」
 
正確に言うと、メシだけじゃなく、お菓子も食べながら、
録り溜めた正月番組を、ソファでリラックスしながらのうのうと見ていたのだ。
そして、部室に靴を取りに行くなんて気はさらさら無いし、
そのまま練習に行くなんてとんでもありまめーん!って感じ。
しかしそんなことを許す私では無い。ああ、許しませんとも。
「靴を取りに行きなさい!」
と繰り返す私。
そのしつこさに負け、仕方なく学校へ向かうことにしたらしいサル。
がしかし。
電車で行くと言い出す。
ってことは、靴を取りに行くだけってこと?
練習は?その後、練習して来るんじゃないの??
 
サル 「ハッ?何言っちゃってんの?オレたった今、埼玉から自転車で帰って来たじゃん!」
 
私 「ちーがーうーーー!私は練習して来なさいって言ってるの!
   埼玉からアンタは確かに自転車乗って帰って来た。
   でも、それは練習じゃないよね?ペナルティじゃん!」
 
サル 「そうかもしれないけどーーーー(○`ε´○)
     でもビンディングの靴じゃないのに、どうやって学校まで自転車乗って行くんだよ?」
 
私 「はぁ~~~?よく言うよ!
   たった今、埼玉からスニーカーで自転車乗って帰って来たのはどこの誰ですか?
   つべこべ言ってないで、早く練習して来いっての!」
 
フフフ・・・
墓穴を掘りよったわ、バカタレがΨ(`∀´)Ψケケケ
私に勝てるわけが無いのさ。
 
 
 
がしかし。    
     
出かけて行ってからモノの三時間ほどで、しれーっと帰って来た。
家から学校まで往復二時間。
一時間部室で時間を潰していたのか、それともチョロチョロっと学校の近くを走って来たのか、
どっちにしても大した練習はしてない、それはバレバレなのである。
その証拠に、玄関からそのまま自室へ直行。
まあそれも当然だろう。
とりあえず今日一日くらいは、部屋で反省してればいいさ(-_-メ)と、
こちらも敢えて無視を決め込む。
 
ところが、アイツったら小一時間も経たないうちにリビングに現れ、
何も無かったように、プレステでゲームをしようと準備し始めた。
いやいやいや。それは違うだろと。
キミはもっとションボリしてなきゃならんだろと。
もっともっと落ち込んで、メシも喉を通りません状態じゃなきゃイカンだろと。
今日のエントリー費と高速・ガソリン代、僕のお年玉から払いますって申し出るべきじゃないのかと。
それが、何?ゲームを始めるってか?
 
「ねぇ、アンタ、イゴゴチ悪くないの?」
と、思わず訊いてしまう私(苦笑)。
すると、
「靴、取って来ただろ!いいじゃあん、もう!スッゲェいっぱい走ったし、今日!!」
ですって。
 
ああもう好きにすりゃいいわ。
わたしゃ、匙投げます。
呆れて返す言葉もありません。
 
これってある意味、私の負けなのか?
つくづく、親業は厳しいのである。
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♠  ( ゚Д゚)…
サル氏すごいですね。想像以上ですw どうしたものでしょう…
反省の色なし、とは彼のこと…? いや、たとえ、またやっちゃっても、今度こそ反省して、次こそちゃんとできるだろうか、できるよね、きっとできるよね!←って、とりあえず期待してみたいのが親心?
別に「親の期待に応えたい」「ほめられたい」なんて、そんな大きなこと思ってくれなくていいんですよね。「人をがっかりさせたくない」「小言を言われたくない」程度でいいんですよね。ね。古都さ〜ん ( ノД`)

しかし、わたし自身の子供時代を思えば、サル氏を責めれないですね。わかってる、いちいち言われたくない、母さんなんでそんなカリカリ怒るの。とか。ちゃんとやれてないのに、そう思ってましたから。
サル氏、そのうち、おっ母さんを安心させるような青年になってほしい…。心から願ってやみません。
ナス 2009/01/18(Sun)21:06:04 編集
♥ Re:
フッフッフ…
恐れ入ったか(苦笑)
全くねぇ、どうしたものか。
実はレースの時に用具を忘れたのは、今回が初めてじゃないのよ(泣)
そんなバカみたいなことでレース出れなくて、本人は悔やまないのかなあって不思議に思う。
悔やまないんだろうな、きっと。
だから反省もしない。
でも人生そんなに甘くない。
《いいよいいよ、何とかなるさ》は、そうそういつまでも続かない。
一回ギャフンとなればいいんだと思う反面、
やっぱりできることなら失敗せずに幸せに生きていって欲しい…
親心は複雑だわよ。
古都  【2009/01/25 11:01】
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